やまぐち未来創生人材育成・定着促進事業
〔 地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)〕

YAMAGUCHI FRONTIER LEADER

ご挨拶

COC+事業申請者よりメッセージ

岡学長

山口県では、平成2年以降、人口の県外流出による「社会減」が続いており、特に、15歳から29歳の若年層については、転出が転入を大きく上回っている状況にあります。今後30年間で、さらに人口が30%減少するとの見通しもあり、このままの状況が続けば、地域の活力が失われ、深刻な事態を招くことになります。

東京一極集中の解消と地方創生は、政府全体として取り組むべき課題となっており、文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」も、その取組の一環として実施されます。山口大学をはじめとする12の高等教育機関、山口県をはじめとする20の全地方自治体、経済5団体をはじめとする8の団体、そして59の県内企業(平成28年3月18日現在)が事業協働機関として参加する「やまぐち地域未来創生人材育成・定着促進事業」が、このCOC+事業に採択されました。

山口県内大学等の県内就職率は33%と低い水準であり、山口大学では25%とさらに低率と言えます。この事業では、事業協働機関はもとより、県内の様々な方々からのご協力をいただきながら、5年間で学生の県内就職率を10%向上させることを数値目標として掲げています。

山口県内には、売上100億円を超える企業が80社以上あることから、県内には優秀な人材の受け皿が十分存在しています。しかし、残念ながらその情報が学生のみならず、我々大学関係者や保護者の皆様方にも十分伝わっていないのが現状です。

本事業では、事前に行った地元企業へのヒアリングを集約し、地域が求める人材ニーズ「6つの力」やまぐちスピリット、グローカルマインド、イノベーション創出力、協働力、課題発見・解決力、挑戦・実践力を身につける教育カリキュラムを実施し、山口県の将来を担うリーダー(YFL)を育成します。

さらに、各企業の求める人材などのデータと共に全ての情報をデータベース化し、学生の評価とマッチングさせる「やまぐち就職支援マッチングシステム」を構築します。このシステムは、就職は勿論、インターンシップのマッチングに使用します。

現在、山口県が置かれている状況を考えれば、優秀な学生を育て、人材を社会に送り出す立場にある大学、短大、高専が、学生の将来への一つの大きな選択肢として、地域で活躍を示すことは、大変意義のあることだと思います。そして活躍の場が山口県にはたくさんあるということを、本事業での取組を通じて、学生及び保護者の皆様に知ってもらいたいと思います。

非常に多くの県内関係者の方々が、本事業の趣旨にご賛同くださり、事業協働機関としてともに取り組んでいくこととしています。今後も、さらにその数を増やしていきながら、山口県の未来の発展とそれを支える人材の育成に努めてまいりますので、本事業の取組にご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


COC+事業申請者
山口大学学長 岡正朗