山口大学共同研究の実施及びFun Fun Driveファンドの第1号案件投資実行
国立大学法人山口大学(学長:岡正朗)と株式会社山口フィナンシャルグループ(社長:吉村猛)は、下記の通り、地域スタートアップに対する取組みを実施することになりました。
記
1.主な取組み事項
(1)山口フィナンシャルグループは、子会社である山口銀行(頭取:神田 一成)と共同で出資するFun Fun Drive投資事業有限責任組合から株式会社Fоrema(代表取締役:小泉靖宜)に対して、本日付で、第1号案件として株式出資に関する投資契約を締結しました。
(2)山口大学は、飼い犬の健康や様々な疾患の病態に関する先端的研究を実施している共同獣医学部とFоremaの間で、食用ジビエ肉の摂取に伴う犬の腸内細菌および健康状態に及ぼす影響に関する共同研究を実施します。
2.趣旨
山口フィナンシャルグループと山口大学は、近年の産業構造の多様化の中で、地域スタートアップの立ち上げ及び成長の支援を通じて、地域における新たな産業基盤の創出と知の集積を図ることで持続的なエコシステム構築を積極的に推進しています。
Fоremaは、従来、山間部において鳥獣被害防止のために駆除された野生狩猟肉がそのまま廃棄されている状況に着目し、狩猟肉をペットフード用のジビエ肉として販売することを事業として行っています。これにより、Fоremaは、経済活動と生態系保全の両立を図ることによる地域での新たな産業の創出に積極的に取り組んでいます。
この度、山口フィナンシャルグループは、Fun Fun Drive投資事業有限責任組合を通じて、同ファンド第1号案件の株式出資を実施すると共に、投資先の企業価値向上に寄与する伴走支援を積極的に実施し、地域に新たな産業基盤の創出を図ります。
山口大学は、共同獣医学部とFоremaの共同研究を通じて地域発スタートアップの事業成長を支援し、地域における知の集積を加速します。
山口フィナンシャルグループと山口大学は、今後も保有するリソースを活用して、地域発スタートアップの成長支援を積極的に行い、地域における新たな産業基盤の創出と知の集積の加速を共同して実施することで、持続的なエコシステム構築を目指します。
【ファンド概要】
Fun Fun Drive投資事業有限責任組合は、シードステージ・アーリーステージにある山口大学発ベンチャーや地域発スタートアップを主な投資対象とし、地域へのリスクマネー供給とハンズオン支援を積極的に行うことを目的として設立されたファンドです。ファンドからの資金支援に加え、山口大学ベンチャー起業支援室における起業支援などを組み合わせることにより、地域の起業家精神の醸成を目指します。
名称 |
Fun Fun Drive投資事業有限責任組合 |
ファンド総額 |
3億円 |
投資先 |
山口大学発ベンチャー、山口大学の現役学生・教職員・卒業生を主要メンバーとするスタートアップ、または山口県・広島県・福岡県に主要拠点を有するベンチャー企業(シードステージまたはアーリーステージ)。 |
組合員構成 |
山口フィナンシャルグループ 山口銀行 山口キャピタル |
業務運営者 |
山口キャピタル |
【会社概要】
商号 |
株式会社Fоrema |
所在地 |
広島県広島市榎町4-23-201 |
代表者 |
代表取締役CEO 小泉 靖宜 |
事業内容 |
ペットフード用ジビエ肉の販売事業 |
URL |
https://www.forema.jp |