第2回イノベーション人材育成セミナーを開催

平成27年4月28日(火)、本学工学部福利厚生棟のクリエイティブラウンジにて、イノベーション人材育成セミナー「イノベーションで山口を元気にする」が開催されました。
本学は、特色ある研究機能の強化と併行して、人材育成および地域連携を進めるため、昨年12月に「先進科学・イノベーション研究センター」を設置し、今年2月に第1回イノベーション人材セミナーを行いました。その盛況を受けて、このたび第2回が開催され、50名を超える学生や教職員の参加がありました。
セミナーでは、まず株式会社モリワカ 専務取締役兼CIO 森若ジョン幸次郎氏から「海外から学ぶ今の日本に必要なイノベーション」と題した講演がありました。講演では、森若氏自身がアメリカのシリコンバレーなどで体験した思考や文化について話され、「イノベーションを起こすためには失敗を恐れずに挑戦することが必要」などといった内容について、参加者した学生から様々な質問が出されました。
続いて、本学医学系研究科 川俣純教授からイノベーションのシーズ例として赤外発光型二光子励起蛍光顕微鏡の開発についての紹介があったのち、文部科学省科学技術・学術政策局 産学連携・地域支援課長 坂本修一氏による、「産学連携によるイノベーターの育成」と題したプレゼンテーションが行われ、参加者は熱心に聞き入っていました。
その後、上記の3名に加えて、山口県産業技術センター 経営管理部副部長 川村宗弘氏を迎え、「イノベーションで山口を元気にしよう」をテーマに、パネルディスカッションが行われました。山口から日本、世界に向けてイノベーションを起こすために山口大学が担うべき役割について、活発な議論が交わされました。
終了後も、学生からパネリストらに多くの質問が投げかけられ、予定時間を超える大変有意義なセミナーとなりました。
株式会社モリワカ 森若ジョン幸次郎氏 質問をする学生と、文部科学省 坂本修一氏
医学系研究科 川俣純教授 パネルディスカッションの様子