学長定例記者会見を行いました(平成30年4月16日)
4月16日(月)、山口大学大学会館2階会議室にて、学長定例記者会見を行いました。
会見に先立ち、この4月1日付けで新たに就任した理事、副学長、監事を紹介し、岡正朗学長から学長就任(2期目)の抱負について挨拶があり、その後、以下の項目について、説明を行いました。
1.民間企業からのフェロー研究者の採用について
山口大学と宇部興産株式会社との間で、教育研究活動をさらに進め、本学研究者との連携を強化するため、平成30年4月から新たにフェローの安部浩司(あべこうじ)氏を在籍出向(混合給与※)により、先進科学・イノベーション研究センターに採用しました。
同氏は、宇部興産株式会社のLiB(リチウムイオン電池)材料研究の草分け的な存在であり、点滴にヒントを得たという電解液の技術では、世界屈指の特許数を保有しています。本学研究者との研究交流により、新たなイノベーションの創出が期待されます。
【資料】民間企業からフェロー研究者を採用
【資料】研究テーマと目指す用途等について
2.情報誌「Academi-Q(アカデミック)」の創刊と県内の小・中・高等学校等への教育支援について
本学では、最先端の研究や学問の面白さを児童・生徒の皆さんに継続的に伝えていくことで、知的好奇心の喚起や学習意欲の向上を図り、優れた人材の育成の一助になることを期待し、平成30年度から情報誌「Academi-Q(アカデミック)」を発行することとしました。
「Academi-Q」は、県内の全教育委員会および小・中・高等学校等の協力を得て、創刊号(2018.4)を4月下旬から、県内の学校を通じて各ご家庭に配布します。
【資料】情報誌「Academi-Q(アカデミック)」の創刊と県内の小・中・高等学校等への教育支援について
【Academi-Q】http://www.yamaguchi-u.ac.jp/info/academiq.html
3.国際シンポジウム及びワークショップ「カルスト台地の科学とジオパーク」の開催報告について
世界各国のジオパーク関係者や、地質学・ジオパークの専門家・研究者等を、日本ジオパーク認定を受けた美祢市秋吉台の地に招聘し、世界的な視点から、或いは地域の視点から、秋吉台の今後を考える場として本会を開催しました。
山口大学秋吉台アカデミックセンターと美祢市とが共同で本会を開催することで、地域住民と大学研究者との新たな交流が生まれ、ともに秋吉台の今後を考え、山口大学・美祢市との連携がより深まる場となりました。
なお本会の開催を含めた、これまでの山口大学の美祢市での活動が評価され、美祢市市政施行10周年記念式典(平成30年3月21日開催)において山口大学が教育振興貢献表彰を受賞しました。
山口大学では、今後も本センターを拠点に、美祢市での研究・教育連携を進めるとともに、本センターの活動を国内外に広げていくことを目指します。
【資料】国際シンポジウムおよびワークショップ「カルスト台地の科学とジオパーク」開催報告
4.その他
・山口県と教育学部との山口ゆめ花博合同記者会見の御案内について
【資料】山口県と山口大学教育学部との山口ゆめ花博合同記者発表の開催について
・国立歴史民俗博物館との包括連携協定締結に関する御案内について
【資料】「大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博物館と国立大学法人山口大学との包括連携に関する基本協定」の締結について
・クラウドファンディングの報告と御礼
昨年12月4日(月)開催の学長定例記者会見でお知らせしました共同獣医学部のクラウドファンデングについて、3月末に無事目標額を達成の上、終了いたしました。多くの皆さまからいただきましたご支援、そして応援メッセージに、感謝申し上げます。