創基200周年記念 共育ワークショップ2013『みんなで山大の教育(共育)について語ろう!』を開催
9月24日(火)午後、創基200周年記念イベント・共育ワークショップ2013「みんなで山大の教育(共育)について語ろう!」が、吉田キャンパスにて、同大学の教員・職員・学生総勢80名近くを集め、開催されました。冒頭、丸本卓哉学長より開会のご挨拶があり、本学の教育理念の一つである「共育」を体現化するワークショップの企画に賛辞の言葉がありました。また、糸長雅弘 大学教育機構大学教育センター長より趣旨説明があり、廣中平祐元学長が中心にまとめられた、いわゆる「廣中レポート」(2000年6月)を基点とした学生参画型FDの全国的動きに言及し、本ワークショップが目指す教員・職員・学生が共にはぐくむ(共育)場の創出について説明がありました。
今回のワークショップでは、知識創造の技法を使ったグループワークを通して、「今、求められる人材像」の再確認を行い、所属や立場の違いを超えた参加者同士の対話により「今、求められる人材像」を育成するためのアクションプランの設計を目指しています。教員・職員・学生の属性ごとのグループ編成による第1クールおよび教員・職員・学生混合による第2クールの2段階で行われました。参加者は、自らが考える「今、求められる人材像」について紹介し、グループメンバーと対話しながら、共通点や相違点を気づき合うとともに、その必要性や具体的な方策へと議論を深めました。
後半の全体発表では、林 透 大学教育機構大学教育センター准教授の進行により、グループ発表が行われ、会場は熱気に包まれました。学生が前向きに発表する姿が印象的であり、「自分の考えをしっかりと持つことができる人材」や「様々な人間関係の中で新しい価値を創造できる人材」などの意見が多く挙げられました。最後に、纐纈理事・副学長より閉会挨拶があり、山口大学における教育・学習の方向性に新たな契機を与える機会となりました。