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    ホーム > 新着ニュース > 2019年 > 寄附講座「肝臓再生基盤学」を開設しました

    寄附講座「肝臓再生基盤学」を開設しました

     本学と澁谷工業株式会社は、世界初のロボットによる自動細胞培養システムを使用した肝硬変治療の治験を目指して、山口大学に寄附講座「肝臓再生基盤学」を開設します。
     本寄附講座は、本学と澁谷工業が共同開発中の「自己完結型肝硬変再生療法」において、これまで手作業であった細胞培養を安全かつ均一な細胞培養が可能なロボットによる自動細胞培養と医師主導治験開発を含む医療・医薬品開発を飛躍的に発展させることを目的として開設したものです。日本には約 30 万人の肝硬変症患者が存在し、そのうち約 3 万人は腹水や黄疸などの症状がある進行した非代償性肝硬変症です。非代償性肝硬変症は身体障害者手帳の交付対象となる重篤な病ですが、根治療法である肝移植はドナー不足などのために実施数は多くないため、簡便で身体への負担が少ない肝臓再生療法への期待が高まっています。本寄附講座で研究する本治療法は、非代償性肝硬変症の患者さんへ負担の少ない内科的治療法として世界的に注目されているものです。山口大学では既に安全性と有効性の評価を行う臨床研究を5年前より行っており、内科的な治療法として早期の実用化が待ち望まれています。

     

    ■ 寄附講座の概要
    ・設置機関;国立大学法人山口大学医学部
    ・講座名;肝臓再生基盤学 (Department of Liver regenerative medicine)
    ・設置期間;2019年4月1日~2021年3月31日(2年間)
    ・担当教員;山口大学大学院医学系研究科 消化器内科学 講師 高見 太郎
         (山口大学医学部附属病院 再生・細胞治療センター 副センター長)
         山口大学大学院医学系研究科 消化器内科学 助教 藤澤 浩一
    ・責任講座;山口大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 坂井田 功

     

    ※ 自己完結型肝硬変再生療法
    山口大学の開発グループ(坂井田教授、他)が世界で最初に開発した患者の肝臓を再生する治療法〔自己骨髄細胞投与療法(ABMi (Autologous Bone Marrow Cell infusion)療法)〕を低侵襲な細胞培養方式で行う肝臓再生療法です。進行した非代償性肝硬変症の患者さんから局所麻酔下に骨髄液を少量採取し、それを培養装置内で培養して骨髄間葉系幹細胞を含む細胞群を増やし、品質・規格・安全性の評価を行った後、その細胞を懸濁液として採取された患者さんの体内に戻して治療を行います。

     

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