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『幻の柑橘』クネンボの植栽式が行われました

 

 山口学研究プロジェクト「山口・食の温故知新~長州食材・料理を復活し新たな価値を見出す~」[代表者:教育学部 五島淑子教授]では、江戸時代の長州藩の地誌である「防長風土注進案」を基にして、現代科学のデータサイエンスやDNA分析技術により、「幻の長州食材(クネンボ)」を復元させる研究を行っています。クネンボとは紀州ミカンとともに江戸時代までは日本の主流品種で、萩城下の武家屋敷や町屋敷に植えられていましたが、昭和30年代ごろには県内では見られなくなりました。五島教授らはクネンボの調査を行うなかで、福岡県の宗像神社にクネンボが植栽されているという情報を得て、昨年3月に宗像神社からクネンボの穂木を譲ってもらいました。
 クネンボは山口県萩出身の幕末の思想家・吉田松陰が獄中で食べたとされ、萩市松陰神社内の松下村塾の隣に植えることとなり、3月25日(木)に、宗像大社から譲り受け、萩市で育てたクネンボの苗木の植栽式が行われました。今回植栽した苗木は、夏ミカンの台木に接ぎ木し、60センチの高さで、3年程で実をつける見通しです。松陰神社の上田俊成名誉宮司は「実が付いたら松陰先生や塾生をしのんで食べてほしい」と話され、五島教授は、今後は山口県内でクネンボを探索し復活して、加工するとともに食育や地域貢献に結び付けたいと抱負を述べました。

※長州藩時代のクネンボを含む作物等の生産の様子がわかる「防長風土注進案」産物・産業記載データベースシステムを公開しています(ブラウザとしてInternet Explorerを使用した場合、データが表示されない可能性がありますので、その他のブラウザを使用してください。)。
URL:https://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~bochofudo/
 

                

苗木を植える五島教授・柴田准教授・白上宮司   五島教授(右)・柴田准教授(左:研究メンバー) 

 
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