1997年に設置された山口大学工学部感性デザイン工学科は、山口大学工学部の再編に伴い、
2026年4月より【建築学科】として生まれ変わります。本ウェブページは、 建築学科への改称と教育内容の変更に関する告知ページです。
近年、
⦿ 脱炭素やグリーン技術による社会的課題への対応
⦿ 頻発・激甚化する災害に強い安全・安心な住環境の構築
⦿ 新しく創る時代から建築ストックを活かした協働のまちづくりを展開する時代への転換など、
建築学分野が担う社会的役割は「工学」の枠を超え拡大しています。
加えて、各地域が抱える複合的課題に対し、地域固有の歴史や文化、環境条件を生かした建築・都市空間の提案や住民参加のまちづくりへの貢献が求められています。そのために、高度な建築専門技術の習得に加え、人の感性や創造性を活かした文理の壁を越えたデザイン教育の実践が重要となっており、これまでの感性デザイン工学科のカリキュラムをバージョンアップした、新たな「建築学科」として、リ・スタートします。
建築学科では、
⑴ 最先端科学を取り入れた環境にやさしく豊かな生活空間・都市環境を創造する専門技術力養成
⑵ 多面的な地域課題を解決するための実践力・デザイン能力強化
を目的とし、建築や都市、まちづくりを専門的に扱う専門教育を実践します。
感性デザイン工学科からの主な変更点
◉ 2コース体制による文理の枠組みにとらわれない柔軟な進路選択、技術者・デザイナーの養成
◉ 文系型建築人材の養成(新たな入試制度の採用)
◉ 時代の変化やニーズに対応した新科目群の設置
◉ 建築専門人材として学士「建築学」の授与
建築学科では、「建築サイエンスコース」と「建築都市デザインコース」の2コースを設置し、
コースの特色や学生の素養・学習進度に応じた高度かつ専門化した科目を設定しています。
科目の履修に関し、コース毎で卒業時に必要となる単位数を定めています。学生は、2コースいずれかの卒業要件に必要な単位数を満たすことで、該当コースの卒業認定が行われます。これにより、建築に関心を有する多様な学生全員が一級建築士の受験資格取得を目指すことが可能な体制としており、学修を進める過程で興味の対象や将来希望する進路が変わった場合でも、卒業時に認定を志望するコースの選択が可能となります。
※当学科の卒業要件を満たせば、一級建築士もしくは二級建築士の受験資格が得られるようになっており、卒業に必要な数学や物理(主に力学)の履修については学習のサポートを予定しています。加えて、文系型入試で入学した場合でも、所定の科目を選択し、単位を取得すれば一級建築士の受験資格を得ることが可能となります。
特徴的な新設科目(例)
■ 「木質建築概論」
「木質デザイン論」「木質構造論」
森林資源豊富な山口で、脱炭素社会の構築や地域森林資源の活用に向け、木質建築を多面的に科学する科目群
■ 「都市地域環境GX論」
グリーン技術を取り入れた建築・都市・地域空間構築のための先端技術を学ぶ科目
■ 「建築防災学」
頻発・激甚化する自然災害に強い住環境を構築するための手法を学ぶ科目
■ 「空間まちづくり論」
地域が抱える複合的課題に対し、デザインの力で人間中心の空間を実現する手法を学ぶ科目
■ 「建築設計演習 V–VI」
PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)を取り入れ教育内容の一層の充実を図る。「建築設計演習 I–IV」に加え、具体的な地域課題や国際的な問題の解決策を提案する演習科目群
■ 「構造設計演習」
「建築設備設計演習」
高度な建築専門知識を活用した実践型演習科目群
■ 「建築技術支援 DX I–III」
日々進歩する建築関連デジタル技術の理解と習得を目的とした科目群
■ 車でお越しの方
(下関方面から) 宇部インターより車で10分
(広島方面から) 山口南インター出口より宇部無料道路へ
■ 新幹線・JRでお越しの方
新山口駅よりJR宇部線で「宇部新川駅」下車
もしくは、新山口駅から特急バスで「宇部新川駅」下車
→宇部新川駅から「工学部前」行きバスに乗車
■ 飛行機でお越しの方
山口宇部空港着→「宇部新川駅」行きのバスに乗車
→宇部新川駅から「工学部前」を通過するバスに乗車
もしくは、山口宇部空港着→タクシー乗車(10分程度)
よくあるご質問
時代の変化・社会のニーズに対応した建築教育の実践が不可欠であり、主な変更点として、
■ 文系型建築人材の養成(地域の歴史や文化に寄り添ったまちづくり提案・場の創成など)
■ 2コース体制による柔軟な進路選択、技術者・デザイナーの養成(建築サイエンスコースと建築都市デザインコース)
■ 新科目群の設置
・脱炭素社会の構築や地域森林資源の活用に向け、木質建築を多面的に科学する科目群
・グリーン技術を取り入れた建築・都市・地域空間構築のための先端技術を学ぶ「都市地域GX論」
・頻発・激甚化する自然災害に強い住環境を構築するための手法を学ぶ「建築防災学」など
・地域が抱える複合的課題に対し、デザインの力で人間中心の空間を実現する手法を学ぶ「まちづくり」や「デザイン」関連科目群
・PBL教育を取り入れた演習科目群の強化・拡充
・建築分野で進むDXに対応した専門技術力養成のための科目群の開設
■ 卒業時に授与される、学士号の変更
・これまでの「工学」から「建築学」へ
まず、それぞれのコースの特徴は、
【建築サイエンスコース】
材料の特性を考慮した持続可能な建築の構造や環境などに係る専門科目を通し、専門知識と技術を習得する。本コースでの学修により、建築構造と建築設備の設計・施工、建築材料開発などの分野での活躍が期待される。
【建築都市デザインコース】
歴史や文化をいかした建築や都市の計画・デザイン・まちづくりなどに係る専門科目を通し、専門知識と技術を習得する。本コースでの学修により、建築意匠設計や都市のデザイン・マネジメント、空間まちづくりなどの分野での活躍が期待される。
となります。
また、建築学科では、専門科目の履修に関し、コース毎で卒業時に必要となる単位数を定めています。学生は、2コースいずれかの卒業要件に必要な単位数を満たすことで、該当コースの卒業認定が行われます。これにより、建築に関心を有する多様な学生全員が一級建築士の受験資格取得を目指すことが可能な体制としており、学修を進める過程で興味の対象や将来希望する進路が変わった場合でも、卒業時に認定を志望するコースの選択が可能となります。
入試情報を掲載している工学部 Web ページ(こちら)をご覧ください。
新たな建築学科は、文系的な視点を活かすことができる建築専門人材の育成を行います。そのため、文系型入試を利用された場合でも入学後の学習により卒業可能なカリキュラムを用意しています。
卒業するまでには数学や物理の授業を履修して単位を修得する必要が有り、1年時の共通科目、2年時の専門科目を通じて段階的に学習していきます。具体的な授業として1年時の「数学Ⅰ」、「物理学Ⅰ」、「線形代数及び演習」、2年時の「常微分方程式及び演習」、「構造力学Ⅰ」が挙げられます。
この場合、高校の数Ⅰ、数Ⅱは、共通テストで必須科目ですので、「数学Ⅰ」、「線形代数及び演習」、「常微分方程式及び演習」は習得できると考えています。また、数Ⅲは、建築都市デザインコースの卒業、二級建築士の受験資格には必要ありません。高校で物理を全く履修していない場合、「物理学1」と「構造力学Ⅰ」に不安があると思いますが両科目とも導入的な内容から積み上げ的な履修内容ですので、おのずと理解が進むような内容です。
学習をサポートするため、必要に応じて通常の講義に加え、適宜、補講や個別指導などを行うことを予定しています。そして、履修上の不安や進路選択に関わる悩みなどに対しては、建築学科の教員に気軽に相談できる体制(支援チーム)を設け、個別のサポートも行います。
当学科の卒業要件を満たせば、自動的に二級建築士の受験資格が得られるようになっており,卒業に必要な数学や物理(主に力学)の履修については学修のサポートを予定しています。加えて、文系型入試で入学した場合でも、所定の科目を選択し、単位を取得すれば一級建築士の受験資格を得ることが可能となります。
学習をサポートするため、必要に応じて通常の講義に加え、適宜、補講や個別指導などを行うことを予定しています。そして、履修上の不安や進路選択に関わる悩みなどに対しては、建築学科の教員に気軽に相談できる体制(支援チーム)を設け、個別のサポートも行います。
【建築サイエンスコース】の卒業であれば、
大学院進学、設計事務所、ゼネコン、官公庁、専門工事会社、建材メーカー、住宅総合機器メーカーなど
【建築都市デザインコース】の卒業であれば、
大学院進学、設計事務所、ゼネコン、官公庁、不動産・計画コンサルタント、ハウスメーカー、家具メーカー、工務店など
などが考えられます。
入学後、3年生の後期になると研究室(ゼミ)への配属が行われます。
当学科には、建築構造・建築材料・建築環境・建築計画・都市計画・建築意匠分野など、建築に関わる様々な分野の専門教員が在籍しており、学生の皆さんは各自の興味・関心に応じて所属する研究室(ゼミ)を志望する事ができます。その際、(希望する)コースによる研究室(ゼミ)選択の制限は生じません。
※但し、各教員が指導可能な人数には制限(定員)があります。
4年生に進級後、卒業に向けて、(コースの希望問わず)卒業研究に取り組んだ上で、卒業設計を行うかどうか選択できます。
※入学後、3年生終了まで、全ての学生は所定の設計演習課題に取り組むことになります。