山口大学大学院創成科学研究科 創成科学研究科

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大学院創成科学研究科社会建設工学分野の山本浩一教授が地下水流向流速計を開発しました

(令和5年6月19日掲載)

 

 創成科学研究科社会建設工学分野の山本浩一教授はペーパーディスク型簡易地下水流向流速計を開発し、2014年に特許を取得、2020年には大起理化工業株式会社によって製品化されました。この度、同製品が学長応接室に展示されることになり、202368日に引き渡し式が開催され、山本教授より谷澤学長へ装置の説明が行われました。この装置は電源を使用せずに地下水の流向流速を測定することができ、ペーパーディスクを透水性スポンジで挟み、地下水観測井のストレーナ付近に一定時間静置することで染料の流れた方向を流向、静置した時間とインクが流れた長さから地下水流の流速を測定します。電源不要で機械部がなく軽量なため、山間部や遠隔地、海外での運用も容易です。従来の熱量式地下水流向流速計と同程度の流速測定範囲(0.031.0cm/min)を実現した画期的な開発となっています。山本教授は研究者や企業のメンバーからなる研究会(地下水流向流速簡易計測研究会)を20235月に設立、本流速計のさらなる開発や普及を目指しています。
    

左から山本教授、谷澤学長      3段目左側 
                  新たに展示された地下水流向流速計

 

 

 

 

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