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大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻の河岡正大さんと末安 彰さんが電気学会中国支部奨励賞を受賞しました

(令和6年1月11日掲載)

 大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻の河岡正大さんと末安 彰 さん(受賞時博士前期課程2年)が、2022年度電気学会中国支部奨励賞を受賞しました。
 この賞は、電気工学を学ぶ学生の向学心向上と優秀な学生の育成を目的に、2022年10月22日(土)にオンラインで開催された第73回電気・情報関連学会中国支部連合大会において優秀な論文発表をした学生を表彰するものです。

 河岡さんと末安さんはスピントロニクス・超伝導工学研究室において、-196℃の液体窒素で冷却すると電気抵抗がゼロになる超伝導体の応用に関する研究を行っています。

 河岡さんの論文発表は「希土類系酸化物超伝導テープ線材を用いた接続部の無いコイルの試作(河岡正大・原田直幸)」と題して、市販の超伝導テープ線材にスリット加工を行い、接続部がないコイルを試作し、実験結果について考察したものです。
 末安さんの論文発表は「希土類系酸化物超伝導テープ線材を用いた擬似バルク超伝導体の捕捉磁場(末安 彰・原田直幸)」と題して、内部に薄い超伝導層を有する市販の超伝導テープ線材を積層することで擬似的にバルク超伝導体を作製し、液体窒素中で磁場を捕捉させ、その結果について考察したものです。

 受賞に対して河岡さんは、「今回の受賞を大変嬉しく思っています。今後の研究に活かせるように、これまでの成果と課題を修士論文にまとめています」、末安さんは、「奨励賞をいただき光栄に思います。将来実用化できるように、これからも頑張りたいと思います」とそれぞれ述べています。

 河岡さんと末安さんのますますの活躍を期待するとともに、本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。
  • 受賞した河岡正大さん
  • 受賞した末安 彰さん
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