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大学院創成科学研究科の大中臨助教が2024年度第27回応用生態工学会で優秀口頭発表賞を受賞しました

(令和6年10月23日掲載)

 

 大学院創成科学研究科の大中臨助教(流域環境学研究室)が発表した「江の川浜原ダム下流における効果的な土砂還元方法の検討」が、2024918日~21日に開催された2024年度第27回応用生態工学会にて、優秀口頭発表賞を受賞しました。
 応用生態工学会は、生態学と土木工学が共同して、その境界領域において新たな理論・知識・技術体系を構築し、もって「人と生物の共存」「生物多様性の保全」「健全な生態系の持続」を達成することを共通の目標として1997年に発足しました。以降、研究発表や議論の場として毎年全国大会が開かれています。 大中助教の発表は、UAVを用いた地形測量調査や、底生動物に関するコドラート調査、貫入度調査などの現地調査結果と河床変動シミュレーション、統計解析を用いて、中国地方一級水系の江の川で実施されている置き土の浜原ダム下流への影響を検討した内容で、実際に投入された置き土の影響範囲や、効果的な置き土の配置と出水規模の組み合わせを明らかにしたことが特徴です。
 受賞に関して大中助教は、「身に余る賞を頂き、大変光栄です。赤松良久先生、現東京海洋大学の丸山啓太さんをはじめ、長い期間本研究に携わり、ご尽力された方々には感謝の念につきません。健全な生態系の創出・維持・管理に向け、今後とも鋭意、研究に取り組んで参ります」と述べています。
 本学では今後とも活発な研究活動を推進してまいります。

 



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