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大学院創成科学研究科(工学系)化学系専攻の木村功佳さんが、電気化学会第92回大会において「優秀学生講演賞」を受賞しました

(令和7年4月22日掲載)

 東京農工大学小金井キャンパスで開催された、電気化学会第92回大会(2024年3月18〜20日)において、大学院創成科学研究科(工学系)博士前期課程化学系専攻1年(藤井健太研究室)の木村功佳さん(発表当時、学部4年生)が「優秀学生講演賞」を受賞しました。

 受賞講演題目は「金属イオン錯形成により架橋する新規TetraPEGイオンゲル電解質の電解質特性」です。
 高分子とイオン液体を組み合わせたイオンゲルは、電気化学的に有利な特性を持つことから蓄電デバイス用電解質を中心に広く研究が行われています。藤井研究室では4分岐型PEG(TetraPEG)を用いた化学架橋型均一網目イオンゲルの開発を行い、優れた力学特性や、電気化学特性を有することを報告しています。今回の講演では、TetraPEGにターピリジン配位子を末端修飾した高分子を新規に合成し、キレート配位子と金属イオンの錯形成反応をゲル化の駆動力とする配位結合型均一網目イオンゲルの電解質特性について報告しました。
 今回の受賞に対して、木村さんは、「このような賞をいただいて、とても嬉しく感じております。この研究はこれまで藤井先生と藤井研究室の卒業された先輩方が積み上げてきたものがあったからこそだと思います。ご指導くださった藤井先生や澤山先生、支えてくれた研究室の先輩方や同期、関係者各位に心より感謝申し上げます。また、今回の受賞を励みにして、今後の研究活動もより一層頑張っていきたいです」と述べています。
 本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。




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