大学院創成科学研究科（工学系）博士後期課程修了生（現ウダヤナ大学講師）のGede Adi Wiguna Sudiarthaさんと今井剛教授が、令和7年6月に学術雑誌FermentationのBest Paper Awardを受賞しました。本賞は、学術雑誌Fermentationに2023年に掲載された論文の中から、質の高さ、科学的重要性、広範な影響力を持つ論文に対して授与されるもので、毎年研究論文1編、総説1編の計2編が選ばれて表彰されます。
　受賞論文のタイトルは「Effects of Temperature Shifts on Microbial Communities and Biogas Production: An In-Depth Comparison」で、その内容は通常35℃付近で活性を示すメタン発酵菌をその温度から少しずつ上昇あるいは下降させるときの菌叢変化について次世代シーケンサーを駆使して詳細に明らかにしたもので、今後のメタン発酵技術に大きく貢献するものです。　
　本学では今後とも活発な研究活動を推進してまいります。

記事掲載HP：https://www.mdpi.com/journal/fermentation/awards/2815