この度、共同獣医学部とナイロビ大学獣医学部(ケニア)の連携事業「アジア・アフリカにおけるOne Health問題の解決に向けた感染症対策を担う獣医師育成プログラム」が、「大学の世界展開力強化事業～アフリカ諸国との大学間交流形成事業～」に採択されました。
この事業は、本学共同獣医学部とケニアのナイロビ大学獣医学部の連携を軸に、アジア－アフリカにおける獣医学教育・研究の連携を発展させ、相互交流によりグローバルな視点から学ぶことで、ヒト、動物、環境の健康 (One Health) に関する問題のうち、特に重要な「感染症」に焦点を絞り、この分野に貢献する獣医師養成のためのプログラムを構築するものです。
環境や社会的状況の異なる国や地域で学ぶ機会は、よりレベルの高い知識、技量、広い視点を備えた獣医師の育成に欠かせません。本事業では、遠隔システムによる共通講義やグループディスカッション、学生や若手教員の受入れ・派遣による現地での実習・交流、企業や研究機関の協力による研修等を活用し、感染症対策を中心としたOne Healthに資する獣医師の育成を目指すとともに、日本及びアフリカ諸国の獣医学教育の発展を目指します。