One Welfare国際研究センター|山口大学 共同獣医学部

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牛根奈々助教が第32回日本野生動物医学会 愛媛大会において優秀口頭発表賞を受賞しました。

 第32回日本野生動物医学会 愛媛大会は、令和8年9月4日から6日に愛媛大学城北キャンパス(愛媛県松山市)で開催され、野生動物から読み解く環境と健康― One Health時代の新たな野生動物医学 ―をテーマに、野生動物医学に関する最新の研究成果および臨床・保全の実践事例を共有し、野生動物の保全、獣医学、公衆衛生分野の発展に寄与することを目的として、基礎から応用に至る最新の研究成果について、活発な発表や議論が行われました。

 優秀口頭発表賞は、本大会において優れた研究成果を発表し、その内容ならびに発表が特に優秀であると認められた者に贈られる賞です。

 ※参考: 第32回日本野生動物医学会 愛媛大会


  • 受賞年月日
     令和8年9月6日
  • 研究題目
     日本の都市緑地に生息する自由放浪犬個体群に対する継続的捕獲管理下での個体群存続可能性分析
  • 研究者、著者
     牛根奈々、大坪寛子、平川亮太、及能和輝、清水 隆、度会雅久
  • 受賞対象となった研究の内容
     自由放浪犬(野犬)は、人獣共通感染症や生活環境、動物福祉に関わる社会的問題が報告されています。本研究では、山口県内のモデル地域の野犬集団を対象に、REST法による個体数推定と繁殖・生存データを用いた個体群存続可能性分析(PVA)を実施し、根絶に必要な捕獲強度を検討しました。その結果、個体群の年次有限増加率は1.535と推定され、年間35頭程度の成犬捕獲で個体群は増加から減少へ転じ、年間50頭の捕獲では10年以内に約96%の確率で根絶すると推定されました。本研究で得られた知見を地域の野犬管理における具体的な捕獲目標の設定に活用し、地域課題の解決に向けた社会実装につなげていきます。