令和7年8月19日から9月12日の期間、インドネシアのIPB大学から学生2名を受入れ、Yamaguchi University Short Stay(YUSS)プログラムを実施しました。
プログラム前半、参加学生は共同獣医学部4年生と韓国や台湾、タイからの留学生とともに6日間にわたる動物感染症総合実習Aを受講しました。実習はバイオセーフティ―レベル(BSL)-2実験室での病原体を用いた実践的な実習、狂犬病や炭疽発生時の診断方法を学ぶ実践実習、より高度な安全レベルとなるBSL-3実験室を利用した実験、総合病性鑑定研究施設(iPaDL)を用いた実習を行いました。
後半は、各研究室に分かれ、指導教員のもとで専門分野に応じた実習を行いました。臨床繁殖学研究室では県内農場での産業動物臨床に参加したほか、超音波診断法の実習や精子の機能解析の見学を行い、外科学研究室では動物医療センター内で実際の症例における画像診断(CT、MRI、超音波検査など)、全身麻酔および手術の見学を行い、症例の診断・治療に関してディスカッションを行いました。学生たちは研究室での活動を通じて、先進的な研究への理解を深めるとともに、日本の学術文化に触れる貴重な体験となりました。
9月11日には修了式が行われ、度会学部長より一人ひとりに修了証が授与されました。学生たちは、約1か月にわたる実習と交流を経て、多くの知識と経験を得て無事プログラムを修了しました。
本学では、今後もこのような国際交流の機会を通じて、学生のグローバルな視野を育み、海外の大学との連携をさらに深めてまいります。