研究科長挨拶
研究科長挨拶
山口大学人間社会科学研究科は、人文科学専攻、臨床心理学専攻、経済学・経営学専攻、共創科学専攻などからなる修士課程の人社・学際系大学院として開設されました。一人一人の人間を中心にした社会を実現するためには、人々の感情や心理、歴史的な経緯などを考慮した、人間性への深い洞察力と分析力を兼ね備えた人材が不可欠です。
本研究科では、人間社会の根源に迫る人文・社会科学の膨大な蓄積を体系的に咀嚼してその探求を深化させる「人文科学」、多様化する人間の行動の探究と臨床的実践力の融合を通して新たな科学の創生を目指す「臨床心理学」、社会現象について自ら問いを発見し、その解決策を育み、豊かな社会の構築を目指す「経済学・経営学」、人文・社会科学と現代科学の融合から社会問題の実践的解決を目指す「共創科学」という4つの科学を専門的に探究します。
変革と課題山積みの時代において、課題を発見し、それら課題の解決策を生み出す、本研究科のような「人間」の生と社会の諸側面を探究する活動は、今後さらに重要視されていくでしょう。それぞれの専門的研究を深化させ、それらを融合して社会課題の解決策をも考えることを目指す皆さんと、共に探究できることをうれしく思います。
大学院人間社会科学研究科長
杉井 学