放射線医学
放射線医学

教授名 | 伊東 克能 |
講座メンバー | 伊東 克能,飯田 悦史,田辺 昌寛,國弘 佳枝,松隈 美和,上田 高顕,小林 大河,三好 啓介,東 麻由美,伊原 研一郎 |
医学科担当科目 | 放射線医学,自己開発コース,修学論文テュートリアル,AMRA,臨床実習 |
附属病院診療科 | 放射線科 |
居室 | 臨床研究棟1階 |
TEL | 0836-22-2285 |
FAX | 0836-22-2285 |
radiants@yamaguchi-u.ac.jp |
講座の紹介
当講座は放射線診断学と核医学からなり、幅広い放射線診療領域を基盤に画像診断を中心とした組織です。高度先進医療の現代においては、画像診断による正しい診断なくしては適切な治療を行うことはできません。単純X線、超音波、CT、MRI、血管造影、核医学検査などを用いて全身諸臓器疾患の画像診断を行っており、日常診療の中心的な役割を果たしています。また、放射線診断の技術を治療に応用したInterventional Radiology (IVR)は,カテーテル等を用いて低侵襲的に体内から治療するもので、切らずに治す治療法として脚光を浴びており、技術的にも急速に発展している将来性のある分野です。核医学では、ラジオアイソトープ(Radioisotope: RI)を用いて臓器特異的な機能的情報を引き出し、診断や治療に貢献しています。2024年度からはPET-CTも稼働しています。
当講座の研究テーマは全身諸臓器の疾患を対象としており、形態学的および機能的な診断情報の質的な向上を、さらに低侵襲的な治療成績の向上を目指しています。
主な研究テーマ
1) Dual energyダイナミック造影CTを用いた肝臓のヨード量に関する検討
2) T1マッピングを用いた肝臓の線維化・機能評価に関する検討
3) 肝胆膵領域のMR画像におけるノイズ除去+超解像技術による描出能に関する研究
4) マルチパラメトリックMRIを用いた糖尿病患者の膵イメージングに関する検討
5) 低ヨード量の造影剤を用いた腹部ダイナミックCTにおける造影効果や副作用の検討
6) 頭頚部腫瘍のMRI画像所見の検討
7) 超高精細CTを用いた肺結節の検討
8) 人工知能による肺結節検出機能を用いた肺動静脈奇形の検出に関する検討
また、教育目標は、基本的な画像検査の仕組みを理解すること、臨床実習において放射線診療を体験しながら、疾患についての理解を深め、諸臓器の画像診断の技術を修得することです。


