血液脳神経関門先進病態創薬研究講座

教授名	竹下 幸男（研究代表）
講座メンバー	藤川 晋，JAHAN MIR RUBAYET
医学科担当科目
居室	医明館8階
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講座の紹介

本講座は、山口大学大学院医学系研究科臨床神経学講座の独自技術であるin vitroヒト血液脳関門(BBB: Blood Brain Barrier)モデルをもとに2021年11月に複数の国内製薬企業と創薬開発研究コンソーシアム体制を構築し開設しました。脳疾患には、様々な種類が存在しますが、血液脳関門と呼ばれる関門が存在するため、依然として効果的な治療法が存在しません。今回開発した技術により、脳疾患をターゲットとした新しい研究開発を効率的に進めることができると考えています。すでに多くの製薬企業と共同研究を行い、視神経脊髄炎の新薬の上市に貢献するなどの多くの成果をあげています。

【山口大学のin vitro ヒトBBBモデル】
・この共同研究講座の中核技術であるin vitro BBBモデルは、上記の「種差」「臓器差」を克服しヒトBBBの3層構造の再現性が高く、薬剤透過性の評価性能に優れています。

・完成から数年で世界中の製薬企業、研究所から共同研究のお申し込みがある状況です。

【本共同研究講座での取り組み】
BBBを通じた疾患・創薬研究開発の世界的拠点となることを目指し、3つの研究開発に取り組んでいきます
・創薬スクリーニング用のin Vitro BBBモデル等特別Kit量産化・提供
・ポストiPS細胞となる組織特異性研究領域の確立
・臓器別in ｖitro血管・臓器モデルによる各疾患の病態解明と新規治療法開発
BBBを通じた研究開発に関心のある企業や研究機関のみなさまとのこれからの連携を楽しみにしています。