山口大学農学部 農学部

本学への寄付

大学院創成科学研究科(山口大学・カセサート大学国際連携農学生命科学専攻)の松瀬可菜子さんがアジア園芸学会議において受賞しました

大学院創成科学研究科(山口大学・カセサート大学国際連携農学生命科学専攻)の松瀬可菜子さんがアジア園芸学会議において受賞しました

山口大学・カセサート大学国際連携農学生命科学専攻修了生の松瀬可菜子さんが在学中(指導教員:執行正義教授)の研究成果により、2023828日~31日に東京大学で開催された第4回アジア園芸学会議においてISHS(International Society for Horticultural Science) Young Minds Awards(口頭発表の部)を受賞しました。約170の口頭発表課題から4課題が選出されたものです。

受賞題目は「Comparing Bioactivities and Chemical Constituents of Fresh Garlic and its Processed Products」であり、この研究は、生ニンニクと黒ニンニクの生物活性と化学成分含有量を品種・系統、加工方法、サンプル濃度毎にそれぞれ比較・検討した結果をまとめたものです。生ニンニクは抗酸化と免疫活性、黒ニンニクは抗炎症を示し、特に糖組成がガン細胞の増殖に影響を及ぼすことを明らかにし、ニンニクの健康効果と適切な利用方法に関する有用な情報を提供しました。

本国際会議は対面方式で開催されましたが、松瀬さんの講演に対し会場からは、「生物活性の測定方法」や「今後の研究の方向性は?」などの質問があり、発表後、特にインドネシア ボゴール農業大学の教員からにさらに多くの質問を頂きました。

松瀬さんは2020年開設の本学とタイ・カセサート大学との国際連携専攻(ジョイント・ディグリー・プログラム)の2期生であり、今後ますますの活躍が期待されます。

なお、本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。

 

【山口大学・カセサート大学国際連携農学生命科学専攻】

国際連携専攻(ジョイント・ディグリー・プログラム)とは、連携する大学間で開設された共同プログラムを修了した際に、連携する大学が連名で学位を授与する仕組みです。

本専攻では、通常と同じ2年間の大学院在学期間のうち約4ヶ月を連携大学で修学することで、カセサート大学からも学位が授与され、国際通用性のある学位を取得することができます。

 

松瀬さんが、Best Oral Presentationであることを示す表彰状

 

発表後の意見交換の場で撮った写真(左からボゴール農業大学3名、松瀬さん、本学農学部 執行教授)

 

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