経済学科

 経済学科は、経済社会の基本的な骨組みを学び、グローバル社会に貢献しうる実践的な経済人を育成するための学科です。現実の経済社会現象は複雑であり、それらが抱えるさまざまな問題は多面的な因果関係を持っています。経済学の理論・政策・歴史・思想を体系的に学ぶことで、グローバルな視点から経済社会における現象を解明し、法則性を見いだすことができれば、卒業後もあらゆる場面で活躍できます。

 「景気が良くなったり悪くなったりするのはなぜ?」「なぜ東アジアに世界の注目が集まるの?」「グローバル化って具体的にどういうこと?」こうした経済に関する身近なテーマや素朴な疑問を深く、広い視点から勉強する場が経済学科です。経済学科で勉強すると、日本や世界経済の動き、世の中を理解するために必要な知識・分析力を身につけることができます。そしてその知識・分析力は、社会人としての「幅」となり、皆さんの将来にきっと役立つでしょう。また、公務員試験に関係する授業内容が多いことも経済学科の特徴の1つです。

 経済学科で提供されているのは、学部専門教育全体の基盤となるミクロ経済学やマクロ経済学、政治経済学、社会政策、財政学、金融経済、労働経済、地域福祉、ジェンダー論、経済史、経済統計、国際経済、国際金融、国際協力などです。

 グローバル化社会に貢献しうる実践的な経済人の育成を目指すため、よりアドバンストな公共管理コースを経済学科に設置しました。公共管理コースでは新たに「国際公共管理論」など英語を利用する講義や、留学希望者には、推薦時の優先順位を上げるなど短期を含めた留学のチャンスを増やすような仕組みも用意されています。

 さらに、すでに実績のある山口大学経済学研究科(大学院)の公共管理コースとの接続を考慮して、大学院進学時に履修単位が認められる「大学院科目先取り履修制度」を利用できるようにしています。 山口大学経済学研究科の公共管理コースは、2002年に外国人留学生を対象として開設され、これまでに東アジア、東南アジア、南アジアおよびアフリカ地域から多くの留学生を受け入れてきました。帰国後はそれぞれの組織に復職して、母国の社会経済発展に貢献しています。2011年からは、同コースの開設10周年記念事業の一環として、日本人学生の受け入れを開始しました。もともとは途上国の学生のためのコースでしたが、将来的に途上国で活躍したいという意志を持つ日本人の学生、公務員、民間企業、NGOの関係者にとっても、最適かつユニークなカリキュラムとなっています。

 公共行政管理は、開発途上国の発展にとって極めて重要なテーマです。本コースでは、国際協力に携わる人材に必須の科目が充実しており、経済学、財政学、経済統計学、経済数学、行政法、公共行政学、国際協力、プログラム評価など多岐にわたる科目を、それぞれ理論と実務に精通した教員が担当しています。

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