創設とテーマ
「医療・福祉経営コース」は経済学・経営学専攻経営学プログラムの中の1つのコースです。
このコースは、平成21年4月に創設されました。医療・年金・福祉という社会保障の領域のうち医療と福祉を教育・研究することが本コースの中心テーマです。
特徴
このコースの特徴は、社会人を主な対象にしていることです。すでに職業を持っている方に入学していただき、平日の17時50分から21時までの時間帯、および土曜日に授業を受けていただきます。ほとんどの方が、医療や福祉の現場で働いておられるので、研究課題は明確で、同時に熱心に研究される方が多いように感じておりま
す。
新たな試み
平成29年度よりこのコースを担当する組織として新たに「医療・福祉経営コース運営委員会」が創設されました。このコース運営委員会は、現役生・修了生と経済学部との新たな関係づくりを試みております。それは一口で言えば、両者の関係をWIN-WINの状況にしていくというものです。この新たな試みを図にしたものが裏面に掲載されています。
Aは修了生と経済学部との新たな関係作りの中心部分です。「ワークショップ」・「テーマ発表会」・「シンポジウム」を開催しながら修了生・現役生をより高度な人材へと教育していくステージです。同時に、教員にとっても現場のことを知る良い機会になることが期待されます。
BとCは修了生が学部や修士課程の授業を担当することによって、現場で培った能力を教育で発揮していただくステージです。もちろん、授業を担当することにより、自分の知識を確認すること及び問題意識をより深めるという効果も期待できます。
Dは大学と医療組織・福祉施設と包括連携を結び、組織間のWIN-WIN関係を構築するステージです。その流れの一環として平成29年度に済生会湯田温泉病院地域ケアセンターと経済学部との間に包括連携を交わしました。済生会側は長年に渡って蓄積した実務に関するデータを有しているので、これを利用することができれば教員の研究が格段に進展することが予想されます。済生会側も、共同研究によって新しい知見が発見されたら、それを現場で生かすことができます。
将来的には包括連携を他の医療組織や福祉施設との間にも拡大していきたいと考えています。
