(株)タナベコンサルティング・プロデュース「ビジネスモデル開発プロジェクト」(鳳陽会寄附講座)の第2回目を実施



第2回目の講座では、第1回目で実施したSWOT分析をもとに、学生が企業担当者へ、事前に考えてきた質問を行い、課題解決策のアイディアを提起しました。そのねらいは、質問を考えることで企業理解を深めること、意見交換を通じて経営課題の本質を捉えることにあります。
学生の質問はよく練られた質問が多く、企業ご担当者には一つ一つ丁寧にお答え頂き、活発な意見交換が行われました。学生にとっては、学生生活で日頃経験することのない企業の方の話を聞く貴重な機会となり、企業担当者にとっても、学生の新たな視点での気づきや発見を得ることとなりました。このような実践的なスタイルは、他には無い本講座ならではの特徴と言えます。以下、企業担当者と学生の感想です。
1.街づくりチーム
(1) ヤスダエンジニアリング株式会社
専務取締役 安田一成様/取締役 経営企画本部長 安田昇様
この度は、優秀な学生と共に学べる機会を提供いただきありがとうございます。最初はどのように進めていくべきかと考えていましたが、学生たちが率先してファシリテーションから議事録作成と手をあげていただき、スムーズに進めることができました。我々の古い考えと、学生の柔軟な発想でイノベーションが起こることを期待して、これからの講義も楽しみにしております。
(2)経済学科3年 石崎麻央
企業の方々と直接お会いし、活発に質問や議論を行うことができたため、とても有意義な時間となりました。お話を伺う中で、自分の知らなかったことを知ることができ、他の人にも共有したいという気持ちが強まり、このプロジェクトへの意欲がさらに高まりました。これからも頑張ります。
2.ヘルスケアチーム
(1)山口スイムサービス株式会社
代表取締役 新造太郎様/指導部長 白木明様
積極的かつ優秀な学生さんが多く、非常に計算された講座で、実りのある良い時間でした。学生の皆さんが真剣に課題に向き合い、柔軟な発想で提案を形にしていく姿がとても印象的でした。限られた時間の中で深く考え、まとめ上げる姿勢に感心するばかりです。実践的かつ丁寧に設計された本講座が、学生の成長を大きく後押ししていると感じました。これからの挑戦が実り多きものとなることを願っています。参加の学生さん方にとって良い時間になりますように、できる限りの協力をさせて頂きたいと考えております。
(2)経済学科3年 長井颯大
第二回活動では、山口スイムサービス様にご参加いただき、ディスカッション形式でプロジェクトを進めました。初回のディスカッションということもあり、当初はチームメンバーに多少の緊張が見られましたが、山口スイムサービス様が学生の質問や斬新なアイデアにも一つ一つ丁寧にご対応くださったことで、議論が活発化しました。山口スイムサービス様からは学生への期待の言葉も頂戴し、プロジェクトに対する責任感が一層高まりました。経営理論を座学で学ぶ機会はありましたが、現役のコンサルタントの方から実践的なフィードバックをいただきながら、各フレームワークを実務レベルで活用できる本プロジェクトは、非常に貴重な学びの機会であると改めて感じています。
3.物流チーム
(1)ユーピーアール株式会社 執行役員 コーポレート統括本部 副本部長 兼 人事部長 村田直輝様
この度は、貴重な講義に参加させていただき有難うございます。学生の皆様から鋭い質問を多数貰えたことで、気付かされることが非常に多く、楽しく充実した時間でした。早速社内会議で検討したい内容もあり、今後どのようにブラッシュアップされて行くのかとても楽しみです。なかなか企業と学生様が接点を持つ機会が無いので、このような取り組みが広がって行くことを期待致します。
(2)経済学科3年 松永吏津
UPR様とディスカッションをして、多くの学ぶことがありました。実際に悩まれている問題に対して私たちは解決案を提案しましたが、それにも課題や障壁があるため、経営の難しさを今までよりリアルに感じることができました。
なお、この講座の最終回である2026 年 1 月 30 日(金)の発表会では、チームごとに学生自身が考えて、まとめあげたビジネスモデルのアイディアを企業担当者の前で発表します。企業担当者はもちろんのこと、その他の企業関係者、教育関係者、行政関係者など、多方面からのご参加を予定してます。全国をWEBで繋ぎ、どなたでもご視聴可能にする予定(詳細は後日お知らせします)ですので、学生の頑張った成果をご覧頂けますと幸いです。
(株)タナベコンサルティング
ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部
ゼネラルマネージャ- 経済学部卒業生 大裏 宙