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大学院創成科学研究科(工学系)国土・環境デザイン系分野のモハメド・アジズル・モクスド准教授が、下松工業高等学校にて「微生物の助けを借りた植物からのバイオ電気発電」に関する出前講義をしました
(令和8年10月8日掲載)
2026年10月1日大学院創成科学研究科(工学系)国土・環境デザイン系分野のモハメド アジズル モクスド准教授が、山口県立下松工業高等学校の電子機械科3年生35名を対象に、「微生物の助けを借りた植物からのバイオ電気発電」をテーマとした出前講義を実施しました。
本講義は、同校が取り組む「企業から学ぶ!ローカル×テック探究プロジェクト」の一環として実施されたもので、理科「生物基礎」の環境保全分野および「課題研究」と関連付けて行われました。カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現が重要な課題となる中、次世代を担う高校生が新しいエネルギー技術について学び、地域の環境・エネルギー問題について考えることを目的としています。
講義では、世界のエネルギーを取り巻く現状や将来のエネルギー問題について解説した後、植物と土壌中の微生物の働きを利用して発電する植物微生物燃料電池(Plant Microbial Fuel Cell: PMFC)の基本原理と研究事例を紹介しました。植物の光合成によって生み出される有機物と根の周辺に生息する微生物の働きを利用しながら電気を得るという、環境負荷の小さい新しいグリーンエネルギー技術の可能性について説明しました。
特に、植物を育てながら発電するというユニークな仕組みに、生徒たちは高い関心を示していました。また、再生可能エネルギー、バイオ電気、微生物、植物、環境保全など、一見異なる分野が融合することで新しい技術が生まれることについても紹介し、将来の持続可能な社会に向けた工学研究の役割について考える機会となりました。
下松工業高等学校では、電子機械科の生徒が 「植物微生物燃料電池」を課題研究テーマとして設定し、実際に装置を製作して発電実験を行うことを計画しています。今回の講義が、生徒たち自身の実験や課題研究をさらに発展させるきっかけとなることが期待されます。
本学では、今後も出前講義や高校との教育・研究交流を通して、地域の高校生に最先端の科学技術や工学研究に触れる機会を提供するとともに、カーボンニュートラルや持続可能な社会の実現に貢献できる次世代の人材育成に取り組んでいきます。


