山口大学工学部 工学部

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山口大学において作製した模擬レゴリス固化体が、特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」(日本科学未来館)に展示されます

(令和5年3月30日掲載)

2023年4月28日(金)~9月3日(日) 日本科学未来館で開催される特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」において、大学院創成科学研究科化学専攻 小松・麻川研究室で作製された模擬レゴリス固化体が展示されます。
この特別展は、月が秘める無限の可能性とそれが人類に与えるインパクト、そして何より宇宙開発への夢をかきたてながら、未来の月面での生活を疑似体験できる新感覚の体験型展覧会となっています。子供たちに研究成果である模擬レゴリス固化体を見て、月への興味を持ってもらいたいと期待しています。
月の土壌(レゴリス)はガラスが多い微粉末から構成され、月表面を平均数メートルの厚みで覆っています。このレゴリスの月面基地材料への応用を目的に、山口大学と三菱マテリアル㈱、北海道大学、有人宇宙システム㈱、㈱IHI、㈱IHIエアロスペース、㈱大林組、JAXA が共同で、JAXAイノベーションハブ事業(現地資源からの建設資材の製造システム( 2017-2019年度))に応募し採択されました。この研究の応用展開として、ゼオライトの低温高速生成、有害不純物の固定等を行い、学会での優秀講演賞及び企業での実用化も達成しつつあります。

月の模擬レゴリスの焼結固化体(Sintered monolith using lunar regolith simulant)
模擬レゴリスのジオポリマー固化体(Geopolymer monolith using lunar regolith simulant)
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