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大学院創成科学研究科化学系専攻の平岡英憲さんが電気化学会第90回大会において優秀学生講演賞を受賞しました

(令和5年4月15日掲載)

大学院創成科学研究科(工学系)博士前期課程化学系専攻2年の平岡英憲さん(中山研究室)が令和5年3月27日(月)から29日(水)に東北工業大学八木山キャンパスで開催された「電気化学会第90回大会」において優秀学生講演賞を受賞しました。
受賞した研究テーマは、「ポリオール条件下で金属ニッケル表面に自己析出した鉄タングステン酸化物の酸素発生活性」で、グリーン水素製造のためのアルカリ水電解の触媒開発に関する研究です。本研究は、株式会社トクヤマとの共同研究であり、ポリオール還流条件下でタングステン酸化物の骨格内に遷移金属を導入すること、さらにその生成物を集電体に自己析出させることにより、酸素発生反応に対して高い活性と優れた耐久性をあわせもつ触媒の合成に成功しました。
今回の受賞について平岡さんは、「この度はこのような賞を頂戴し、大変嬉しく光栄に思います。講演では多くの方から多角的なアドバイスを頂き、とても有意義な時間になりました。本触媒電極を水電解による水素製造のためのアノード電極に適用し、更なる貢献ができるように研究活動に励みたいと思います。」と述べています。
平岡さんのますますの活躍を期待するとともに、本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。

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