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大学院創成科学研究科機械工学系専攻の原侑花さんが自動車技術会大学院研究奨励賞を受賞しました

(令和5年4月15日掲載)

大学院創成科学研究科博士前期課程機械工学系専攻2年の原侑花さんが、自動車技術会大学院研究奨励賞を受賞しました。
この賞は、自動車技術に関連する優れた研究を行った大学院修了者を公益社団法人自動車技術会が表彰するものです。原さんの研究テーマは、「ランダム分散液滴群の燃え広がりのパーコレーションモデル構築」で、エンジン内の噴霧燃焼において現れる微視的特性と巨視的特性とを繋ぐ簡易物理モデルを構築することを目的とした研究です。特に、噴霧のモデルであるランダム分散液滴群において燃え広がりを通して群燃焼状態に移行する過程を記述するパーコレーションモデルに液滴干渉効果を組み込み、群燃焼発生限界付近の燃え広がり特性が干渉効果によってどのように変化するかを詳細に調べ、液滴干渉による群燃焼発生限界の拡大を定量化し、今後のパーコレーションモデルの改善点を提案しました。
受賞に対して原さんは、「3年間の研究をこのようなかたちで評価していただき、大変嬉しく思います。これもひとえに3年間温かくご指導くださった三上先生や、研究が行き詰まった時にアドバイスをくださった研究室の皆様のおかげであると感謝しております。この研究が今後のパーコレーションモデルの改善に役立ち、自動車技術の更なる発展に少しでも貢献できれば幸いです。」と喜びの言葉を述べています。

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