大学院創成科学研究科環境共生系専攻の福丸大智さんが第74回中国地方技術研究会優秀賞を受賞しました

（令和5年9月21日掲載）

 

　2023年8月23日～24日に、国土交通省中国地方整備局において第74回中国地方技術研究会が開催され、大学院創成科学研究科環境共生系専攻博士後期課程1年の福丸大智さん（赤松研究室）が、安心・安全部門で優秀賞を受賞しました。
　受賞対象となった発表題目は、「山口県二級水系厚東川を対象とした3DVR洪水ハザードマップの開発」です。この技術研究会は、中国地方整備局、国土交通省関係団体、県、市及び学術研究機関等が所掌する建設技術に関して、建設技術の向上とその普及を図ることを目的として開催されています。 福丸さんの研究では、近年の洪水氾濫の逃げ遅れによる人的被害の増大を背景として、3DVR技術を用いて360度あらゆる視点から浸水深を確認することができる洪水ハザードマップを開発しており、今回の発表では、その3DVR洪水ハザードマップを厚東川流域に適用することで、これまで紙面でしか見ることのできなかった浸水深の様子を3Dでわかりやすく可視化したことが評価されました。
　受賞に関して福丸さんは、「身に余る賞を頂き、大変光栄です。近年の洪水災害の頻発化により、街全体での防災意識の向上がより一層求められています。そのような中、本研究で開発したマップは災害時にできるだけ早期の避難をする上で重要だと考えております。本研究を進める上でご指導いただいた先生方やご協力いただいた全ての方への感謝を忘れず、今後も研究を進歩させます」と述べています。
　福丸さんのますますの活躍を期待するとともに、本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。