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大学院創成科学研究科化学系専攻博士前期課程1年の尾沼丈暢さんが第71回レオロジー討論会において優秀ポスター発表賞を受賞しました

(令和5年11月1日掲載)

 

 大学院創成科学研究科化学系専攻博士前期課程1年の尾沼丈暢さんが10月19~20日に松山市総合コミュニティセンターで開催された日本レオロジー学会 第71回レオロジー討論会において、優秀ポスター発表賞を受賞しました。

 受賞となった研究のタイトルは「重畳測定による半固体状物質のレオロジー特性の評価」で、半固体状物質として、市販のヨーグルトなどを測定対象とし、レオメータという装置で段階的にせん断力を加えながら粘弾性を測定し、その結果を食感と相関付けた研究です。
 半固体物質は基本的なレオロジーデータだけでは流動特性がうまく表現できず、今回の成果は様々な産業に応用できる内容として評価されました。この研究には、循環環境工学科の3年生が行った「学士中間論文」の1テーマとして、尾沼さんがティーティングアシスタントとして指導した内容も一部含まれています。
 受賞に対して尾沼さんは、「大学院に進学して、初めてのポスター発表でした。2時間の発表の間、立て続けに聴講者が訪れてきて大変でしたが、有用なコメントをたくさんいただきました。今後の研究に活かしたいです」と述べています。
 ポスター発表は55件あり、そのうち受賞対象の学生の発表は46件で、受賞者は5名(聴講者の投票)でした。尾沼さんのますますの活躍を期待するとともに、本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。

受賞者の尾沼丈暢さん

左から、大会実行委員長(愛媛大学 保田和則教授)、尾沼さん、指導教員(佐伯 隆教授、貝出 絢 准教授)

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