山口大学工学部 工学部

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大学院創成科学研究科(工学系)の鬼村謙二郎教授が高校生へ科学実験教室を行いました

(令和6年4月11日掲載)

 

 3月14日(木) に慶進高等高校(2年生:15名)、3月21日(木) に宇部高等高校(1年生:4名)の生徒が工学部に来学して科学実験教室に参加しました。この科学実験教室は工学部応用化学科が主催し、山口大学基金と東京応化科学技術振興財団の協力のもと、鬼村謙二郎教授が実験指導を行いました。

 実験テーマは「電気が通るプラスチックを使って有機EL素子を作ろう!」で有機ELや導電性高分子が身の回りで多く使われていることやその性質について講義を受けた後、鉄触媒を用いたピロールの重合の実験を行い、透明フィルム表面に導電性高分子(ポリピロール)を合成し、簡易LED導通チェッカーで電気が流れることを体験しました。次に透明ガラス電極(ITOガラス)表面に電解重合法によってポリ3,4-エチレンジオキシチオフェン(PEDOT)を合成、さらにその表面に発光層として有機高分子の一種であるポリフェニレンビニレン誘導体(MEH-PPV)と電極を作成し、もう1枚のITOガラスで封止して有機EL素子を作製しました。この素子に直流電流装置をつかってオレンジ色の発光を確認することができ、最先端の科学実験に触れ合うことができました。

 今後とも山口大学工学部は高大連携の取り組みに尽力してまいります。



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