山口大学工学部 工学部

トピックス

大学院創成科学研究科(工学系)応用化学分野の鬼村謙二郎教授の「最先端科学技術を小中高校生に伝える活動」が化学コミュニケーション賞2023審査員特別賞(個人)を受賞しました

(令和6年4月12日掲載)

 

 大学院創成科学研究科(工学系)応用化学分野の鬼村謙二郎教授の「最先端科学技術を小中高校生に伝える活動」が、化学コミュニケーション賞2023審査員特別賞(個人)を受賞しました。

 「化学コミュニケーション賞2023」は、化学系学協会(13学協会)連合体である一般社団法人日本化学連合が主催し、わが国において、化学・化学技術に関連する啓発・普及活動を通じて社会の理解を深めることに貢献している個人および団体に贈呈されるものです。

 鬼村教授は、これまでにノーベル賞受賞者の白川英樹博士と大村智博士の講演依頼や他の団体への協力要請等と国立科学博物館の協力により歴代のノーベル賞受賞者のパネル展示を行いました。また、全国規模で開催されたスプリング・サイエンスキャンプの開催、幼児や小学生を主対象とした山口化学展2017の実施責任者、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の高校生を研究室に受け入れての最先端研究の指導や、実験を取り入れた高校向けの出前講義を実施しており、これらの科学啓発活動を書籍「科学をもっとおもしろく」(学研プラス社)にて紹介しています。さらに2021年と2022年には「ワークショップコレクション in やまぐち」にて、小学生向けに紫外線硬化樹脂を用いたアクセサリー作りを行い、光の性質などを学びながら科学の楽しさを伝えました。また、コロナ禍においては子供たちと対面で実験を行うことができないため、「家事×サイエンス講座」として保護者(主に父親)と子供が参加するオンライン実験教室の講師も担当しました。

 この様に、地方でも最先端の科学や技術に触れる機会を設け、好奇心旺盛な子供たちが実際に五感で感じる実験を通じて科学に対する関心を培う一助となったこと、さらに高校では探究学習に発展する活動を長年に渡り実践してきた活動が高く評価され、この度の受賞となりました。

 

化学コミュニケーション賞 2023 表彰式 (オンライン開催) 受賞者業績紹介 要旨集

https://www.jucst.org/media/2023_awards_abstract.pdf

Copyright © 山口大学工学部. All Rights Reserved.
TOP