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学部長年頭あいさつ
(令和3年1月6日掲載)

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は、新型コロナウィルス感染症の流行により、多くの活動が制限を受けた一方、オンライン形式の講義開始など、次の時代に向けた新しい形が様々な場面で取り入れられました。それは、いつかは取り入れられる予定であったものが前倒しになったというもの、あるいは、急遽、必要に迫られて取り入れられたものもありました。
新しい年を迎え、少し落ち着いて考えることもできるようになった今、改めて、今後の山口大学工学部のあり方をお示ししたいと思います。
○○の良き伴走者※としての工学部
この○○には、学生、地域、企業等、様々な語句が入ります。
例えば、我々は、学生の良き伴走者としての役割を昨年4月から今日まで果たすことができただろうか、といったように。
伴走者が対象となる相手と伴走する際に重要かつ必須な事項は、大きく2つあるとされています。1つは、信頼、もう1つは、気遣いです。これからの工学部も、伴走する相手からの信頼を得るように最大限の努力をすると共に、伴走する相手に対する気遣いを持った対応をできるようになりたいと考えています。
まだまだ、新型コロナウィルス感染症の行く末は、分からない部分もあります。その対応において、慌ただしく判断しなければならないこともあるかと思います。その時にも、“良き伴走者”として、どうあるべきなのか、を拠りどころとして対応します。
これまでも、そして、これからも“良き伴走者”を目指す工学部であり続けたいと考えております。今後とも、山口大学工学部に対しますご支援、ご鞭撻を賜れば幸甚に存じます。
山口大学工学部長 堤 宏守
※伴走者の定義は、狭義としては、『視覚障害のあるマラソンランナーに伴走する人。競技者のそばについて走り、走路や給水所の位置を知らせ、安全に競技が行えるようにする。』ですが、ここでは、広義としての伴走、すなわち『競技者のそばについて走る』者を指しています。
『 』はいずれもgoo辞書より引用