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工学教育研究センターの山田知沙技術専門職員、森啓年准教授、三上真人教授が2024年度中国・四国工学教育協会賞を受賞しました
(令和6年9月24日掲載)
2024年9月9日、工学部附属工学教育研究センターの山田知沙技術専門職員(海外派遣プログラムオフィサー)、森啓年准教授(海外派遣支援室長)、三上真人教授(センター長)の3名が、「ポストコロナ社会におけるメタバース留学の可能性と実践」に対して「2024年度中国・四国工学教育協会賞」を受賞しました。本賞は、中国・四国工学教育協会が授与するもので、工学・工学教育に対する創意工夫・努力を評価し、奨励することを目的としています。コロナ禍での取り組みを推進し、停滞していた学生への教育機会の創出に尽力しただけでなく、新たな工学教育プログラムとして継続的に発展させ、ダイバーシティの実現や教育業界でのDXの普及に大きく貢献し、工学・工業教育の発展に多大な波及効果が期待できる新しい効果的な教育方法を提案・実践したとして高く評価されたことによるものです。3名は9月18日に山田陽一工学部長、鵤心治副学部長に受賞の報告を行うと共に推薦いただいたことへのお礼を述べました。
この試みを提案した山田技術専門職員は、「この取り組みの推進にご協力をいただいた皆様に心から感謝申し上げる。メタバース留学を実施する中、これまでの日本の教育のあり方や学習方法を抜本的に革新するものであると考えるようになり、これを一過性の取り組みにせず、今後も学生メタバース留学を『新しいカタチの留学」として積極的に発展させ、学生ファーストのサポートを意識したい」と工学教育のグローバル化やDXの普及に対してポジティブなコメントを述べました。
工学部附属工学教育研究センターでは、2004年から社会建設工学科が実施してきた工学系に特化した海外研修をモデルとし、2012年に「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成事業」に採択されたことをきっかけに、段階的にグローバル・エンジニアの育成を目指す体系的な海外研修プログラム(語学研修と技術研修)を年に2回実施しています。これまでの派遣総数は、21か国50高等教育派遣機関及び4企業(海外に拠点等を置く日本企業)へ1,127名(令和6年9月18日現在)を数え、工学教育のグローバル化に大きく貢献しています。
本学では今後も学生の海外学習の支援に尽力してまいります。