トピックス
国際的なものづくりイベントSP!ED2024が工学部キャンパスで開催されました
(令和6年9月27日掲載)
2024年8月19日から26日に、国際的なエンジニアリング教育プログラム「SP!ED(Summer Program for Innovative Engineering Design)」が山口大学工学部キャンパスで開催されました。日本・中国・韓国の3か国の計10大学から、機械・電気・情報系を中心に、芸術、数学、食品安全、化学、園芸科学、経済など多様な分野の111名の学生と26名の教員が集まりました。今年のテーマは「Smart Solutions for Super-Aging Society」(超高齢化社会に向けたスマートな解決策)で、学生たちはこのテーマに基づいて、革新的なアイデアを考案し試作品を制作することで、現実の課題に対する解決策を模索しました。
集合写真
8月20日のオープニングセレモニーでは、谷澤学長が学生たちにエールを送り、参加した学生は挑戦への意欲を高めました。群山大学、江蘇大学、安徽大学、ハンバット大学、仁済大学の学長や副学長からはビデオメッセージが届き、国際的な交流と協力の重要性が強調されました。これらのメッセージは、参加者にとって大きな励みとなり、プログラムのスタートを華々しく彩りました。
谷澤学長によるスピーチ
対面プログラム開始前の7月31日から8月6日には、オンラインでアイデア検討が行われ、対面初日からスムーズにスタートするための準備が整えられました。21日から23日にかけての対面セッションでは、各チームがアイデアを形にするために試行錯誤を繰り返しました。オンラインでのコミュニケーションに困難を感じていたチームも、対面活動を通じて一気に制作が加速し、短期間で何度も作品を作り直しながら完成度を高める様子が見られました。
アイデアを出し合う学生たち
制作に取り組むチームの様子
8月24日の最終発表会とデモンストレーションでは、全チームがそれぞれの成果を披露しました。作品展示会では、山田工学部長が学生の作品に触れ、その創意工夫を視察しました。クロージングセレモニーでは、山田工学部長から、学生たちを労うスピーチがあった後、最優秀チームに直接賞状が授与され、会場は大いに盛り上がりました。
最終発表会の様子
作品の例
表彰式
山田工学部長によるスピーチ
クロージングセレモニーでは、SP!ED2025が中国の江蘇大学で開催することが発表され、次年度のさらなる発展を期待して、本年のプログラム実行委員長の森田准教授から江蘇大学のCheng Guanggui教授にSP!EDフラッグが引き継がれました。今後も、学生たちが国際的な協力を通じて成長することが期待されます。
本学では引き続き国際的な研究交流を促進してまいります。
SP!EDフラッグの継承式(左:森田准教授、右:Cheng教授)