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第4回山口大学国際同窓防災・環境オンラインセミナーが開催されました

(令和7年4月18日掲載)

 202531日(土)、地域レジリエンス研究センター防災・減災グループ主催、本学部社会建設工学科共催の「第4回山口大学国際同窓防災・環境オンラインセミナー(The 4th International Alumni Online Seminar on Disaster Prevention and Environment)」が開催され、日本、インドネシア、東ティモール、ベトナム、ポルトガル、アメリカ、ラオスの7か国から58名が参加しました。本セミナーは、学に留学・修了後、各国で活躍している卒業生と在学生の交流の場として開催されており、同時に、地方レベルの災害や環境の問題を共有し、解決のための国際的な研究協力関係を強化することを目的としています。
 セミナーは特別セッション及び本学の在学生・卒業生による口頭発表セッションの2部構成で行われました。
 特別セッション「熱帯沿岸泥炭地における災害耐性と環境保護に関する国際協力について」(座長:研究推進機構・大澤高浩教授)では、インドネシアリアウ大学泥炭災害研究センター(CPDS)講師のシギット・スティクノ氏からインドネシアの東スマトラにおける地下水位と泥炭の劣化の関係について紹介が、工学部社会建設工学科山本浩一教授からインドネシアブンカリス島における泥炭海岸災害と炭素輸送に関する国際共同研究についての紹介が、京都大学東南アジア地域研究研究所教授の甲山治氏からインドネシアリアウ州の北部沿岸域における干潟の形成についての紹介が、また京都大学東南アジア地域研究研究所助教の小川まり子氏からインドネシアの熱帯泥炭地における大気・水文気象観測と火災予防への実用化について紹介がありました。4名の発表の後、活発な質疑応答が行われました。
 本在学生・卒業生による口頭発表セッション(座長:工学部社会建設工学・中島伸一郎教授、工学部社会建設工学科・山本浩一教授)では、山口大学の留学生5名、留学後自国で活躍する卒業生2現在東ティモール国立大学の大学院設置アドバイザーを務める本学の関根雅彦名誉教授の合計8名が防災や環境に関係する発表を行い、参加者との質疑応答が活発に行われました。
 本セミナーは、防災環境の分野で活躍する各国の卒業生在学生、教員、関係者一堂に会し、課題を共有する有意義な会となりました。今後も本学では卒業生と在学生の交流の場を提供し、国際的な研究協力関係の一層の強化を図ってまいります。

 

当日のプログラムは以下からご覧いただけます。

https://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~cldpm/pdf/20250301program.pdf

 

地域レジリエンス研究センター防災・減災グループ

https://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~cldpm/index.html

                              

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