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山口大学工学部附属社会基盤マネジメント教育研究センターが「中国・四国工学教育協会賞」を受賞しました

(令和7年8月 8日掲載)

 2025722日、広島ガーデンパレスにて開催された表彰式にて、山口大学工学部附属社会基盤マネジメント教育研究センター(吉武勇教授、中島伸一郎教授、麻生稔彦教授、渡邉学歩准教授、山田悠二講師、蓮池里菜助教)が「2025年度中国・四国工学教育協会賞」を受賞しました。表彰式には受賞者を代表して山田悠二講師が出席しました。

 同センターは、地域のインフラを支えるメンテナンス技術者を育成するため、2017年に設立されました。地方公共団体が管理する橋梁やトンネルなどの老朽化が進む中、地域に根ざした人材の育成は喫緊の課題となっており、同センターでは産学官25機関と連携し、「社会基盤メンテナンスエキスパート山口(ME山口)」養成講座を毎年開講しています。

 同講座は全10日間・28コマの実務的なカリキュラムで、これまでに282名が修了し、山口県内の道路トンネルや橋梁の維持管理に従事し、地域社会に大きく貢献しています。今回の受賞は、こうした継続的な人材育成の取り組みと地域インフラへの実践的貢献が高く評価されたものです。

 また表彰式においては、昨年度同賞を受賞した工学部附属工学教育研究センターの山田知沙技術専門職員が「新しい学びを創る~メタバース留学の実施と展望~」という演題で基調講演を行いました。同講演では、学生が物理的な制約を超えて国際的な学習機会を得られるよう、メタバースを活用したユニークな留学プログラムの取り組みが紹介されました。この革新的な教育実践は、まさに未来の工学教育を切り拓くものとして、参加者の大きな注目を集めました。今回の受賞と合わせ、山口大学が教育と研究の両面で地域と社会の発展に貢献する先進的な役割を担っていることを改めて示す機会となりました。

 本学は、この受賞を機に、変化する社会のニーズに応えるべく、引き続き革新的な教育プログラムの開発に挑戦し、地域社会の持続可能な発展に貢献してまいります。

 


              

                               

                             

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