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大学院創成科学研究科(工学系)応用化学分野の鬼村謙二郎教授が下関で未就学児~小学生向けの科学教室を開催しました

(令和7年9月2日掲載)

 2025820()に、大学院創成科学研究科(工学系)応用化学分野の鬼村謙二郎教授が、下関川中公民館にて、子ども向けの科学教室を実施しました。子どものための食育教室に参加している子どもたち(25)を対象に、「光と料理の不思議な関係」というテーマで、講演を行いました。人に備わる「視覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」「聴覚」の五感のうち、料理を一目見た時に「美味しそう」と判断している「視覚」に焦点を当て、体験実験を交えながら光の性質について説明をしました。
 講演は、光の性質といった難しいテーマも扱いながら、子どもたちの興味を引く工夫が随所に凝らされており、紫芋パウダーにレモン水をかけると色がピンクに変わる実験や、身近な食材を使った酸性・アルカリ性の話、寒天を使って空が青や赤に見える仕組みの解説、そして火星の夕焼けは青いという豆知識まで、内容は多岐にわたりました。
 特に、2つの液体を混ぜると光る実験や、偏光板を使って透明なゼリーに力が加わると色が変わる様子を観察する実験では、子どもたちから大きな歓声が上がっていました。
 講演後には、pH試験紙や偏光板、紫外線で色が変わるシートなどが参加者全員にお土産として配られ、大変好評でした。

 本学は今後も地域貢献や未来の科学系人材の育成に尽力してまいります。

 

 

子ども科学教室の様子(2025820日)

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