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大学院創成科学研究科機械工学系専攻2年の木田孟さん(機械エネルギー制御工学研究室)が、第34回日本エネルギー学会大会にて、ポスター発表賞を受賞しました
(令和7年10月31日掲載)
 2025年8月7日、8に東北大学にて開催された、「第34回日本エネルギー学会」において、大学院創成科学研究科機械工学系専攻2年の木田孟さん(機械エネルギー制御工学研究室)が、ポスター発表賞を受賞しました。
 対象となった発表は「木質バイオマスの半炭化プロセスおよび粉砕性に及ぼす昇温速度の影響」(著者:木田 孟、横川 賀信、田之上 健一郎)です。本研究は、バイオマスの半炭化(200℃~400℃程度)について、加熱ステージ付き顕微鏡による体積変化、熱天秤を用いた質量変化測定、生成物収率測定、粉砕速度定数の測定をもとに調査を行い、昇温速度を変化させることにより、半炭化プロセスの変化およびバイオマス粉砕性の変化を論じました。この原因を究明することは、バイオマスの粉砕性を理解するにとどまらず、石炭とのバイオマス混焼をベースとした健全なバイオマスボイラーの設計法を提案する上で重要な鍵となります。
受賞に対して木田さんは「今後もこの研究を進め、半炭化バイオマス粉砕のメカニズムの解明に貢献し、健全なバイオマス発電の更なる普及の手助けができればと思います」と述べています。
木田さんのますますの活躍を期待するとともに、本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。

