山口大学工学部 工学部

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機械工学科4年の伊藤大貴さん(機械エネルギー制御工学研究室)が、第37回中国四国伝熱セミナー・下関にて、優秀発表賞を受賞しました

(令和7年10月31日掲載)

 202594日に海峡メッセ下関にて開催された「第37回中国四国伝熱セミナー・下関」にて、機械工学科4年の伊藤大貴さん(機械エネルギー制御工学研究室)が、優秀発表賞を受賞しました。
 対象となった発表は「バイオマスの主要成分およびポリエチレンの共熱分解中に生じる相乗効果」(著者:伊藤 大貴、家永 准、田之上 健一郎)です。本研究は、バイオマスの主要成分であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンとポリエチレン(PE)との共半炭化(400℃程度)について、加熱ステージ付き顕微鏡による体積変化、熱天秤を用いた質量変化測定、電子顕微鏡写真の観察をもとに調査を行い、主要成分とPEの混合率を変化させることにより、熱分解が促進される相乗効果を論じました。この効果を究明することは、石炭に匹敵するカーボンニュートラル燃料を製造する上で重要な鍵となります。

 受賞に対して伊藤さんは「今後もこの研究を進め、バイオマス及び廃プラの共半炭化における相乗効果の解明に貢献し、未利用廃棄物資源からのエネルギー利用の更なる普及の手助けができればと思います」と述べています。

 伊藤さんのますますの活躍を期待するとともに、本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。

 

 

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