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大学院創成科学研究科(工学系)応用化学分野の鬼村謙二郎教授が、山口県立下関中等教育学校にて出前講義を実施しました

(令和7年11月27日掲載)

 

 2025年11月11日(火)に、大学院創成科学研究科(工学系)応用化学分野の鬼村謙二郎教授が、山口県立下関中等教育学校にて出前講義を実施しました。

 下関中等教育学校は中高一貫校として中学3年生に相当する3回生から高校教育内容の先取り学習を行っています。この日の出前講義では3回生と高校2年生に相当する5回生が、工学分野、医療分野・経済分野等8テーマから2つを選択し、60分間の講義を前半・後半に分かれて受講しました。

 鬼村教授は52名の生徒に工学分野の「身近な有機・高分子化合物から海洋プラスチック汚染まで」というテーマで講義を行いました。講義では、簡単な演示実験も含め、身の回りの化学物質、SDGsについて扱いました。また生徒全員にペットボトルのPET樹脂、レジ袋材料のポリエチレン樹脂、焦げ付かないフライパン表面加工に使用するテフロン樹脂等7種類の短冊状の樹脂サンプルを配り、化学構造と手触り等を実物で感じてもらいました。さらに近年、環境問題になっている海洋プラスチック汚染の原因やそれらに対する国内外の自治体、企業の取り組み等についても説明しました。さらに、講義では学校の授業では扱われない有機化学や高分子化学の基礎も含めて解説が行われ、講義終了後には、生徒から多くの質問があり、熱意を感じることができました。

鬼村教授は今回の出前講義テーマの他にも、

・化学反応の見える化!

・光るプラスチック ~導電性高分子から有機ELまで~

・料理と化学の不思議な関係 ~料理を化学的な視点で見てみよう~

・身の回りの化学物質 ~危険性と安全な取扱い方法~

等、複数の講義テーマを用意しています。本学地域未来創生センターのホームページからもご参照いただけます。

 本学は今後も地域貢献や未来の科学系人材の育成に尽力してまいります。

 

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