細胞デザイン医科学研究所が国際セミナーを開催
7月7日(月)、本学において、医学系研究科と細胞デザイン医科学研究所の共催による国際セミナーが開催されました。
セミナーでは、まず細胞デザイン医科学研究所の紹介が行われました。続いて、本学の重点連携大学であるアメリカ・ミシガン大学より、著名なガブリエル・ヌネッツ教授をお招きし、“The Microbiota-Immune Interactions in Health and Disease”(健康と疾患におけるマイクロバイオータと免疫系の相互作用)と題した基調講演が行われました。ヌネッツ教授は、腸内微生物叢がどのようにクローン病などの炎症性腸疾患の発症に関わるかや、悪性腫瘍の治療に使用される免疫チェックポイント阻害薬の副作用をコントロールする新薬の可能性について、その詳細なメカニズムとともに解説されました。
会場には教員や学生を中心に約40名が参加し、ヌネッツ教授の講演に熱心に耳を傾けました。講演後には活発な質疑応答も行われ、参加者にとって、免疫関連疾患に関する理解を深める貴重な機会となりました。
ミシガン大学との連携強化に期待
本学とミシガン大学は、医学部長の田邉剛教授、微生物学講座の坂本啓教授を中心に、研究および教育の相互発展を目指して活動を行っています。今回のセミナー開催は、両大学間の学術交流を一層深めるものであり、今後のさらなる協働が期待されます。