見えないものを見ようとして
基盤科学系専攻 物理学コース1年 大森 文登
私は、岩手県にある国立天文台VERA水沢20m電波望遠鏡に搭載する新受信システム開発プロジェクトに参加しています。そして、同システムの中でも天体からの信号を正しく読み取るための「強度較正システム」の開発を行っています。電波天文学は目に見えない電波を、受信機などの装置を使って可視化する学問です。そのために覚えるべき専門知識が多く、学部生の頃は目の前の課題をこなすだけで精一杯で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。大学院進学後の現在は、私たちが開発したシステムが搭載される日が近づくにつれ研究への熱意も高まっています。今年度はこれまで培った経験、知識を基に研究を楽しみ、未来の天文学者が長く使い続けられる装置の開発に取り組みたいと考えています。