
7月16日, 暑い中遠路はるばる広島市立美鈴が丘高等学校の生徒さんたちが山口大学を見学に来られました. そのうち9名の生徒さんのツアーコンダクターを私が務めました. スーパークールビズで高校生を案内するのはまずいと思い, 15日の夜にネクタイを必死で探しました. ネクタイ, 見つかって本当に良かったです.
9名の生徒さんに, 私は整数の分割に関するオイラーの分割数定理を少し紹介し, 理学部数理科学科の図書室, 洋書書庫, さらに山口大学総合図書館をご案内しました. 所狭しと並べられている本 (しかも英語で書かれた本もたくさんある!) に高校生のみなさんが驚いておられるのを見て, 自分が高校生であったころや大学に入学したてのころに図書館の大きさに驚いた事を思い出しました. 何年も大学に勤めていると, 大学に本がたくさんあることを当然のことのように思ってしまいますが, 教員や学生の勉強のために本が集められており, とてもありがたい環境だと, 改めて思います. 総合図書館では, 動く本棚もお見せしました. それから, 普段, 私たちがセミナーを行うセミナー室も生徒さんに見て頂きました. セミナー室の机の上に, 私が担当する代数学の講義の参考書, 大学1, 2年生で学ぶ微分積分や線形代数のテキスト, 4年生や大学院生とのセミナーで用いる解析的整数論の本(英語で書かれたもの) を並べて, 実際に手に取ってもらいました. 生徒さんに少々自慢しようと, 本の著者から直接頂いたサイン(本に書いてもらったもの)もお見せしました. 数学の本ばかりでは, つまらないかも知れないので, キノコの本や「すみっコぐらし」の本も混ぜておきました. また, タイミングよく, 数理科学科の学生たちの「教科書を読む会」(教員免許取得を志す学生たちの自主勉強会)が行われていましたので, 生徒さんたちに見学してもらいました. 目の前にいる現実の大学生が, 高校の数学の教科書について議論をしている姿が, 生徒さんたちの日常の勉強の励みになって頂ければ嬉しいです. 最後は, 大学生協の本屋さんを見て頂きました. 私は図々しく, 本屋さんの方からしおりを9名分もらい生徒さんに渡しました.
9名の生徒さん, テスト結果も大切ですが, のびのびと高校の勉強を楽しんで頂けたらと思います. 勉強に疲れたら, お渡ししたロジャース・ラマヌジャン恒等式 (これは何年か前の4年生の卒業研究のテーマです.) のプリントや私の「バカの語源サンスクリットbhagavat説」のプリントを読んで気分転換してください. しおりも是非使ってください. 実は, 生徒さんに見えないところで, 私もちゃっかりしおりをもらいました. (南出)
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