こんにちは!2026年の春、山口大学理学部数理科学科に入学した1年生です!
私が志望校を山口大学理学部数理科学科(山大数理)に決定したのは高校3年生の春でした。その当初の理由は高校時代に数学を教えてくださっていた恩師が山大数理で学ばれていたというものでした。しかし、山口大学のホームページを見たり、昨年8月のオープンキャンパスに行ったことで、山大には親切な在学生が多く、そして、数理科学科に関しては数学のことだけでなく、これからの社会で重要視されるデータサイエンスについても学ぶことができると知り、より山大生になりたいという気持ちが強くなりました。
私は高校生時代、生徒会や部活動に力を入れていたこともあり、高校から山大数理への推薦をいただくことができました。そして、推薦入試(学校推薦型選抜I)に向けて小論文指導と、口頭試問の指導、面接指導を受けました。山大数理の推薦入試の過去問を見返してみると、小論文に関しては入試本番で書ける自信がなかったため、私は面接にもかなり力を入れました。小論文と口頭試問の指導は恩師がしてくださり毎日用意していただいた問題を解きました。数学では、どんな問題と向き合う時でも、定義や定理、公式を正しく理解していることは絶対条件になります。そのため、自主勉強としては間違った問題を復習したり、教科書の定義や定理などの復習をしたりしました。恩師に指導をしていただき、それはとてもうれしかったのですが、とても厳しく、私自身数学がとても得意というわけでもなかったため、指導のたびに「不合格」と言われる日々の連続で、精神的にきつく落ちこむ毎日でした。
しかし、落ち込む私に毎日励ましの言葉をくれる友人や話を聞いてくださる先生方など、多くの人の支えがあり、ある先生の「数学の先生はあなたができると信じているから少々厳しく言うんですよ」という言葉に助けられ、恩師の厳しい指導を乗り越えることができました。そして晴れて山大数理に、学校推薦型選抜Iの試験で合格することができました!今ではあの恩師の厳しい指導にとても感謝しています。合格後も数学をメインに率先して高校の課外学習に参加して大学入学共通テストに向けてクラスの仲間と共に頑張りました。共通テスト後も、2月に行われる高校の特別講習に参加し一般入試で合格を目指す生徒に負けないよう数学を勉強し続けました。
推薦入試受験の経験者として1つアドバイスさせてください!推薦入試受験と聞くと一般入試受験よりも楽に受かるのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それは間違いです。大学の推薦入試受験は高校の推薦入試受験とは比にならないほど厳しい世界です。勉強量もとても多いし簡単には合格できません。不合格だった場合、一般入試受験の人たちよりも遅いスタートで共通テスト、一般入試の勉強を行わなければなりません。そのため、推薦入試受験を考えている人はそれ相応の覚悟を持っていたほうがいいと思います。そして早め早めの受験勉強を心がけてください!!
山大数理での生活はとても充実しています。山大に来る前は、やはり緊張や不安が大きく大学生としてちゃんとやっていけるかなという気持ちが大きかったです。しかし、いざ山大生としての日々が始まると、高校の数学では証明が省かれていた定理について、証明や詳しい説明があり、毎日が「楽しい!」の連続でした。友だちもすぐにできて講義にもあっという間に慣れました。数理科学科の先生方も私が想像していたよりもみなさん堅くない方々で(ときどき難しい顔をされていますが)、講義に関しても日常生活のことに関しても話を聞いてくださり、時には笑顔も見られてとても親しみやすい方々だなと思いました。私は中学生の頃から「先生」という存在が好きで高校時代もたくさんの先生方と関わりを持たせていただきました。そのため、大学生になっても先生方と少しでも講義外で話すような機会があればいいなというのが私の願いだったのですが、大学生になったら先生方との関わりは講義や研究に関してのみになるのだろうと思っていました。しかし、実際は違っていて、構内ですれ違った際に話しかけてくださいました。この数理ニュースの依頼をいただいたときも内心とてもうれしかったです!これからも少しずつ先生方と何らかの関わりを持てたらいいなと思っています。
先輩方もとても優しい方たちばかりです!数理科学科に関わらずサークルなどの先輩方もとても優しくて山大にきてよかったなと思う日々です。私は2つのサークルに所属しているのですが、サークルに入っていることでより大学生活が充実したものになりました。私はサークルに入ったことで、講義の疲れを癒すことができたし、何よりいろいろな人と繋がりを持つことができました。大学に入っても人との関わりを大切にしたいと思っていた私にとって、サークル活動は様々な人と繋がりを持ち交流を深める大切な場となりました。
そして大学の講義についてですが、これは高校までとは大きく違いました。異なる点はたくさんありますが、私が衝撃を受けたのは課題の量の多さです。私が通っていた高校では、そんなに課題がなかったのですが、大学ではほとんどの講義で必ずと言っていいほど毎回の講義で課題が出されます。高校まではあまりなかったレポート課題が出されることが増え、人が読んで意味が分かる文章、自分が見返して理解できる文章の書き方を意識する場面が増えました。課題への取り組みは思っていたよりも大変で、空きコマ(自分の履修する講義がない講義時間帯)や休みの日をうまく活用してこなしています。
高校まででは経験することができなかった良いことの一つは空きコマがあることです。高校などでは、1日に6~7限の授業がびっしりですが、大学では日によってコマ数が変わり、講義間に空きコマがあることもあります。そのため、空きコマで課題をしたり仮眠をとったりなど時間を自分の好きなようにうまく活用することができます。また、講義中にノートパソコンやスマホが使える場合があり、わからないことを調べることができます。そのため、後から「これ何だっけ?」となることなく講義内で自分が理解しやすいきれいなノートを作ることができます。
高校数学と大学数学の違いについて思うことを書きます。私が専攻する数学という学問はわからない部分があってもすぐに調べて理解できることはなかなかありません。私は高校時代、授業内で教わったことを一発で理解できる生徒でなく、毎授業何かしらの疑問が残っていました。そのため、授業中や授業後に先生にたくさん質問していました。しかし、大学では疑問が浮かんだとき、すぐにノートパソコンや教科書、参考書などを使って調べることができます(山口大学には大きな図書館があります。また、数理科学科には数学書ばかりおいてある図書室があります。)。また、私が大学で数学を学ぶ中で気づいた高校数学との大きな違いは、定義や定理に対する姿勢の違いです。高校数学を学ぶ中でみなさんはどれくらい定義を重視していましたか?正直なところ、高校生のときの私は定義をそれほど重要視せず、公式の方を暗記していた程度です。しかし、大学数学ではとても『定義』を大切にします。定期テストで定義の内容について問われるほどです。なぜそれほどまでに重要視されているのでしょうか?私は、初心に立ち戻る場として、『定義』というものが存在すると考えています。これは私が高校時代のとき、恩師に教わったことです。恩師が教えてくださった「初心に立ち返らせてくれる存在」というのが大学生になった今、とても理解できます。機械的に数を足したり引いたり、関数を微分したり積分したりするだけでは一体何をしているのか意味がわからなくなります。なぜ計算するのかその意味を理解するには定義を明確に理解する必要があります。大学数学は高校数学と比べるととても難しいです。講義を聞いただけでは理解できません。答えが出てきただけで満足できません。定義や定理、公式を習った後に演習問題に取り組みますが、もちろん難しい問題は少し頭をひねる必要があります。それでも分からないときがあります。だからこそ定義に立ち返る必要があります。行き詰ったとき解法に悩んだとき、改めて「そもそもこの公式の意味は何か」と考える時に、初心に立ち返ることができるように。
私は高校時代、定義の理解を大切にすることができなかったですが、今ではとても大切にしています。そこで、みなさんにもう1つアドバイスです!高校時代のうちから公式の表面の理解だけに力を入れるのではなく、定義の理解にも力を入れて取り組んでください!定義を理解することで、その公式や分野のことをもっと深く理解することができると思います。
最後に、山大数理への受験を考えているみなさんへ。山大では意義のある学びができ、素敵な人たちとの出会いがあります。私は、毎日が山大に来ることができてよかったと思う日々です。充実した講義、サークル活動、その他にも年2回の学園祭(七夕祭、姫山祭)などなど楽しいことが盛りだくさんです!みなさんも私たちと一緒に山大で有意義な大学ライフを送りませんか!(数理科学科1年 S.S. (福岡出身))
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