山口大学理学部数理科学科の卒業生です。現在は、山口大学の大学院で数学を研究しています。
ベスト・キッドという映画があります。
オリジナルとリメイク版があるのですが、自分はリメイク版しか見たことがありません。
アメリカから中国に移住してきた少年ドレがジャッキー・チェン演じるミスター・ハンにカンフーを教わり成長していく物語です。
ハンはドレに意味のわからない指示を出します。
ジャケットを床に落とし、拾い、枝に掛ける。
落とし、拾い、掛ける、落とし、拾い、掛ける…。
ドレは直ぐに飽きて、カンフーを教えてくれるように懇願しますが、ハンはただただ同じ事をするように言います。
痺れを切らしたドレはハンに組み付くのですが、繰り返していた動きが体に染み付いていて、無意識に組手として成立します。
そこで、日常の動きの1つ1つが修行になりうると気づきます。
先日、国際数学オリンピックの問題を眺めていたのですが、目に入った平方数の問題について、スルスルと解法を思いつき解けてしまいました。 その後解説を見ると、自然に思いついた解法にそれぞれ名前が付けられていました。
自分は学部生のとき、計算の意味がそのまま理解できないで勉強していました。今でも分かっているかどうか怪しいです。 しかし、”勘”は少し染み付いているようです。
4年生の卒業研究のときに、指導教員の先生から、文句ばっかり言っていないで先ずテキストを写して、そして計算する事が重要だと事ある毎に言われ続けました。本当にうるさい先生ですが(その上、ときどきキレます^^、しかもかなり理不尽です^^)、自分も最近は先ず観察が第一で、解釈は十分観察が済んだ後にやるべきだとよく思うようになりました。この方法がベスト・メソッドかどうかはわかりませんが、数学の勉強方法の一つではあると思います。受験生のみなさん、共通テストが近づいてきましたが、焦らずに1つ1つ基本的なことをコツコツ勉強することを続けましょう。焦ってはいけません。知らず知らずのうちに力は付きます。きっと。 体調管理にも気を付けてください。 (山口大学大学院創成科学研究科 J.S.)
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