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受験生と保護者の皆さんへのメッセージ

受験生ならびに保護者の皆様へ

山口大学共同獣医学部長 加納 聖 

 動物の命と向き合いながら、人と社会の課題に応える――それが獣医学という学問です。獣医師を目指している皆さんが将来の進路を考えるうえでの一助となるよう、本学部でどのような学びができるのか、その特徴をご紹介します。

 本学部は、1944年に創設された山口高等獣医学校を源流とし、長い歴史の中で発展してきました。2012年には鹿児島大学との共同教育課程として新たな体制を築き、両大学の強みを生かした教育を行っています。複数の大学が連携して体系的な獣医学教育を実施する仕組みは全国的にも特徴的であり、単一の大学では得られない多様な視点と専門性に触れることができる点が、本学部の大きな強みです。

 本学部のある吉田キャンパスは、自然に恵まれた落ち着いた環境にあり、学生が安心して学びに専念できる場です。基礎から応用、臨床へと段階的に学びを深めるカリキュラムにより、知識と技術を着実に積み重ね、確かな実践力を養います。



 鹿児島大学との共同教育課程では、遠隔講義システムを活用し、両大学の教員による多様な専門分野の授業を受講することができます。また、対面での実習や学生同士の交流の機会も設けられており、異なる環境の中で学ぶ経験を通して、多角的に物事を捉える力と柔軟な思考力を養うことができます。こうした教育体制は、これからの複雑な社会課題に対応できる人材育成につながるものと考えています。

 遠隔講義を行っている様子です。天井吊り下げモニター
には鹿児島大学の学生が映っています。


 現在、獣医師の役割は大きく広がっています。動物の診療にとどまらず、感染症対策や公衆衛生、食の安全、さらには生命現象の理解に関わる基礎研究など、人と社会に深く関わる専門職です。また、人と動物のよりよい関係とウェルビーイングを考える「One Welfare」の視点も、現代の獣医学において重要な位置を占めています。

 本学部では、講義による知識の習得に加え、実習や研究を通して自ら考え、理解を深める学びを重視しています。それと同時に、動物医療や研究の現場では人との関わりが不可欠であることから、他者と協働し、適切に意思を伝えるコミュニケーション能力を養うことも大切にしています。基礎・応用・臨床を有機的に結びつけながら、専門性と人間力の双方を備えた人材の育成を目指します。

 受験生の皆さんが本学部での学びを通して、自らの可能性を広げ、それぞれの分野で活躍していくことを心より期待しています。また、保護者の皆様におかれましても、安心してお子様をお預けいただける教育環境のもと、確かな成長を支えてまいります。

令和8年4月1日

共同獣医学部長 加納 聖