文部科学省「先端研究基盤刷新事業(EPOCH)」に採択されました
このたび、山口大学が提案したプロジェクト「EPOCH 山口大学先端研究基盤拠点形成プロジェクト」が、文部科学省の「先端研究基盤刷新事業(EPOCH: Empowering Research Platform for Outstanding Creativity & Harmonization)」に採択されました。
本事業は、我が国の研究基盤を抜本的に刷新し、若手を含めた全国の研究者が挑戦できる魅力的な研究環境を実現するため、大学等の強みや地域性を活かしたコアファシリティ(機器・設備の全学・学外共用)の戦略的整備や高度化を支援するものです。
本学では、これまで推進してきたコアファシリティ化の取組や県内機関との「やまぐちファシリティネットワーク」の成果を基盤に、今後10年間で研究DXの推進、常盤キャンパスでの「先端研究基盤共創棟」の新営、ならびに高度専門人材(技術職員・URA)の育成・強化を一体的に推進します。これにより、特に中四国地域における関係機関等とも緊密に連携しながら、地域産業と連動した自律的な研究基盤エコシステムを確立し、我が国の研究基盤の一翼を担うことを目指します。
本事業の概要および主な取組
- プロジェクト名:
EPOCH 山口大学先端研究基盤拠点形成プロジェクト - 事業期間:
令和8(2026)年度 ~ 令和17(2035)年度(10年間) - プロジェクト体制:
【プロジェクト統括】上西 研(山口大学 副学長・学長特別顧問)
【参画機関】
東京科学大学、新潟大学、金沢大学、広島大学、一般社団法人研究基盤協議会、地方独立行政法人山口県産業技術センター、日本電子株式会社、株式会社島津製作所 - 主な取組内容:
(1) 常盤キャンパスへ「先端研究基盤共創棟」を新営(共創拠点「X(クロス)ベース」の形成)
先端研究基盤共創棟に分析機器と高度専門人材を集約し、世界トップシェアを有する地域素材産業(半導体部素材等)のR&Dに対し、最先端機器群と構造解析コンサルティングをセットで提供する『高度解析ハブ』を構築します。
(2) 新組織「研究開発基盤本部」の発足と組織改革
既存の共用組織を再編統合し、学長直下に「研究開発基盤本部」を設置。営業・マーケティングを担う「カスタマーリレーションズ部門」等を新設し、産学連携・受託解析を強力に牽引します。
(3) 最先端機器の導入と研究DX(スマート解析・Autonomous Lab)の推進
電子顕微鏡(SEM/FIB)や次世代シーケンサー等の最新機器とともに、AI自動解析や遠隔・夜間無人稼働システムを導入し、全国から利用可能なスマート研究環境を整備します。
谷澤学長コメント
この度、文部科学省の EPOCH事業に採択されたことを大変光栄に思います。本プロジェクトは、同日に採択された内閣府の「地方大学・地域産業創生交付金(山口県)」とも連動させながら、単に研究機器の更新・導入にとどまらない取り組みです。大学が持つ『知・人・資金』という投資を地域産業の未来像と完全に同期させ、自走可能な『研究基盤エコシステム』を築く挑戦です。
AIやロボティクスを取り入れた先導的な研究環境と、研究者に寄り添う高度専門人材の育成を通じ、若手研究者が心置きなく挑戦できる魅力的な研究拠点を創り上げてまいります。本プロジェクトに参画する全国の大学や研究機関、企業等と強力に連携し、我が国の研究力・研究開発力の向上や研究環境の抜本的な高度化を牽引するとともに、地域イノベーションの活性化に貢献できるよう、全学一丸となって取り組んでまいります。


