国立大学法人 山口大学

本学への寄付

理学部 地球圏システム科学科

 

 山口大学理学部では、次のことを目標とし、数理科学科、物理・情報科学科(物理学コース・情報科学コース)、化学科、生物学科、地球圏システム科学科(地域環境科学コース・環境物質科学コース)の5学科において、それぞれディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーを掲げ教育を行っています。

  • 幅広い教養と自然科学分野の専門知識を身につける。
  • 物事に対し論理的な考察ができ、柔軟な発想ができる能力を身につける。
  • 基礎科学の分野に限らず、応用的な分野でも社会に貢献できる能力を身につける。

1.科目配置

  1. 全学共通教育科目における教養コア系列、一般教養系列、専門基礎系列理系科目では、各自が高等学校卒業前に得た知識・技能をもとに、社会に出た後に最低限必要となる汎用的技能、多文化・異文化に関する知識および理系の基礎知識を身に付けます。また、専門科目における理学部共通基礎科目及び地球科学以外の専門分野の学科専門教育科目では、広い視野で自然科学の事象を眺める態度を身に付けさせます(DP1(1)、DP2(6)(A)、 DP2(6)(C))。
  2. 共通教育科目の英語系列、専門科目の学科専門教育科目における英語科目では、将来、国際的な活躍をする上で必要な英語の基礎能力などのコミュニケーション・スキルの素養を身に付けます(DP2(6)(F) 、 DP2(6)(I))。
  3. 1年次には共通教育科目として、さらに2年次から3年次前期には専門科目としてデータサイエンス教育科目を配置し、情報リテラシー、統計学や機械学習の基礎を学ばせ、データサイエンスを地球科学に活用するための基盤を身に付けます(DP1(3)、DP2(2)、DP2(3)、DP2(6)(C))。
  4. 1年次には地球科学の全分野を網羅する専門科目として、「地球科学入門I、 II」と「地学概論」が配置されており、地球科学の基盤となる知識を体系的に身に付けます(DP2(6)(A)、 DP2(6)(B)、 DP2(6)(E))。
  5. 2年次及び3年次には地球科学の各専門の専門科目として、「鉱物学I、 II」、「地球資源学I」、「岩石学I、 II」、「地球環境学I」、「地球変動学I、 II」、「地学英語」、「地史学」において専門性の高い知識を身に付けます。さらに「地球科学実験IA、IB、 IIA、 IIB」、「野外巡検」、「地球科学演習」の実験演習科目において、自らが身に付けている知識をもとに課題解決の実習を行い、その内容をプレゼンテーション及びレポートにまとめて、第三者にわかりやすく説明する能力を身に付けます。これらに加えて環境物質科学コースでは「地球環境学II」を履修し、地域環境科学コースでは「地球資源学II」、「火山学」、「土木地質学」、「自然災害科学」、「技術者倫理」、「先端地球科学」の講義と「野外実習」を履修します(DP1(2)、DP2(6)(B)、 DP2(6)(C)、 DP2(6)(D) 、 DP2(6)(E) 、 DP2(6)(F) 、 DP2(6)(G) 、 DP2(6)(H) 、 DP2(6)(I))。
  6. 4年次には研究室に所属し、教員の指導のもとで「文献講読」及び「特別研究」を行います。これまでに学修した知識や考え方を統合的に活用して、地球科学に関する具体的な研究課題に取り組みます。課題解決のための問題点を自ら発見し、解決する総合的な学習を体験することによって、創造的思考力、論文作成能力を育みます(DP2(1)、DP2(4)、 DP2 (5)、 DP2(6)(E) 、 DP2(6)(F) 、 DP2 (6)(G) 、 DP2 (6) (H)、 DP2 (6) (I)、DP4)。
  7. 意欲の高い学生に対しては「学外実習」、「サイエンス実習」を配置しています。「サイエンス実習」では、主体的な学びを実践し、サイエンスをわかりやすく伝えるためのプレゼンテーション能力を身に付けます。「学外実習」では、インターンシップとして実際に関連企業において実習を行い、将来のキャリアビジョンを明確にします(DP3)。

2.成績評価・授業改善

  1. 成績評価においては、試験・レポートなどに基づいた達成度の評価を公正かつ厳格に行います。
  2. すべての授業科目において学生による授業アンケートを実施し、 その結果に基づき授業方法の改善を行います。定期的に学外有識者による第三者評価を受けるとともに、卒業生らに追跡アンケート調査を継続実施することによって、客観的で長期的な教育評価を行い、それに基づき教育内容の改善を行います。

3.学生指導・学修支援

 定期的に面談を行い、主体的な学びを実践できるように履修指導を行います。特に、単位取得状況や成績評価指標(GPA)をもとにディプロマ・ポリシーの達成が困難な学生を早期に把握し、学生の学修方法、学修過程のあり方を具体的に指導します。試験結果やレポートを返却し、ポートフォリオを作成させ、学生自らの歩みを振り返らせて成長を促します。

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