国立大学法人 山口大学

本学への寄付

理学部 化学科


 山口大学理学部では、次のことを目標とし、数理科学科、物理・情報科学科(物理学コース・情報科学コース)、化学科、生物学科、地球圏システム科学科(地域環境科学コース・環境物質科学コース)の5学科において、それぞれディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーを掲げ教育を行っています。

  • 幅広い教養と自然科学分野の専門知識を身につける。
  • 物事に対し論理的な考察ができ、柔軟な発想ができる能力を身につける。
  • 基礎科学の分野に限らず、応用的な分野でも社会に貢献できる能力を身につける。


 化学科では、化学一般に関する基礎の学修及び物理化学、有機化学、無機化学、分析化学のうち何れかの発展的な学修を通じて学士力を身に付けます。卒業後は、企業・公的機関の化学系技術者、あるいは化学教員として活躍する上で必要な知識や技術・思考力を身に付けた学生、大学院に進学し高い専門性を養うために必要な基盤的素養を身に付けた学生を育成します。以上の理念に基づき、化学科では、以下の到達目標を達成した学生に「学士(理学)」の学位を授与します。

DP1.知識・理解

  1. 自然科学について広く知り、人間や文化との関わりについて理解しています。また、自然科学の基盤となる物理学・数学の基礎知識を身に付けています。
  2. ア)化学の基幹4分野である物理化学、有機化学、無機化学、分析化学を体系的に理解しています。
    イ)化学の基幹4分野のうち1つ以上の分野については、専門的な知識も身に付けています。
  3. 統計学や機械学習を学び、データサイエンスを化学に活用するための素養を身に付けています。

DP2.汎用的技能

  1. コミュニケーション・スキル: 自然科学における様々な知見を根拠・理由とともに説明するためのプレゼンテーション能力や文章作成を行える日本語能力を身に付けています。また、他者の説明からその主張及び根拠を正しく判断することができます。将来、国際的な活躍をする上で必要な英語の基礎能力を備えています。
  2. 数量的スキル : 自然現象について、定量的データに基づいた数理モデル化や解析を行い、解析結果の可視化、説明を行える数量的スキルを身に付けています。
  3. データサイエンス : 化学データを管理・処理・分析し、その中に隠れている関係性を見つけるための方法論を身に付けています。
  4. 論理的思考力 : 自然現象が生じる理由についての仮説提起を行い、その妥当性を理由とともに説明することができます。
  5. 問題解決力 : 自然科学の課題に対し、その課題を解決するための問題点を発見し、必要な情報を自ら収集・分析・整理することで、問題解決を行うことができます。
  6. 観察力 :実験により得られた知見から、その背後にあるメカニズムを推測し、規則性を導き出す能力を身に付けています。

DP3.態度・志向性

 自然科学、特に化学の学修を通し、広く社会で活躍するための自己を管理しチームワークで仕事を進める能力を身に付けています。さらに、社会人としての倫理観や社会的責任を持って行動をとる態度を身に付けています。

DP4.総合的な学習経験と創造的思考力

 自然科学、特に化学・データサイエンスの基礎知識を具体的な課題に適用し、定量性を伴ってその課題を解決する学習経験を通して、課題解決のための創造的思考力を身に付けています。

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