国立大学法人 山口大学

本学への寄付

理学部 地球圏システム科学科


 山口大学理学部では、次のことを目標とし、数理科学科、物理・情報科学科(物理学コース・情報科学コース)、化学科、生物学科、地球圏システム科学科(地域環境科学コース・環境物質科学コース)の5学科において、それぞれディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーを掲げ教育を行っています。

  • 幅広い教養と自然科学分野の専門知識を身につける。
  • 物事に対し論理的な考察ができ、柔軟な発想ができる能力を身につける。
  • 基礎科学の分野に限らず、応用的な分野でも社会に貢献できる能力を身につける。

 地球圏システム科学科は、地球科学の知識や理解、汎用的技能、意欲的志向力、創造的思考力を身に付け、これら地球科学の素養を活かした職種に必要な能力を身に付けた学生に「学士(理学)」の学位を授与します。特に地域環境科学コースでは、地質技術者として必要な高度な能力を習得することが求められています。

DP1.知識・理解

  1. 自然科学について広く知り、人間や文化との関わりについて理解しています。
  2. a)岩石学、鉱物資源学、層位地史学および応用地質学の基礎知識を体系的に理解しています。
    b)地球科学に関する発展的・応用的な知識を理解しています。
  3. 統計学や機械学習の基礎を学び、データサイエンスを地球科学領域で活用するための素養(情報リテラシー)を身に付けています。

DP2.汎用的技能

  1. 観察・仮説構築能力: 天然の試料や分析データから自然現象の背景にある法則やメカニズムを洞察し、仮説を構築する力を備えています。
  2. 数量的スキル : 自然現象を定量的に捉え、数理モデル化や定量的解析を行い、解析結果の可視化、説明を行える数量的スキルを身に付けています。
  3. 情報リテラシー : 様々な手段を用いて問題解決のために必要な情報を収集し、その情報の妥当性を適正に判断し、情報モラルに則って効果的に活用することができます。
  4. 論理的思考力 : 様々な自然現象が生じる理由についての仮説提起を行い、その妥当性を論理的に説明することができます。
  5. 問題解決力 : 地球科学の課題に対し、その課題を解決するための問題点を発見し、必要な情報を自ら収集・整理・分析することで、問題解決を行うことができます。
  6. 地球科学を理解・活用するために必要な能力を有しています。
    1. 地球的視点から物事を捉え、多面的に取り扱う能力とその素養
    2. 科学技術が地域社会や自然環境に及ぼす影響や効果及び技術者が地域社会において果たすべき役割に対する理解(*)
    3. 数学、自然科学および情報処理に関する知識とそれらを応用できる能力
    4. 地球科学分野の基本的な知識、技術、論理性及びそれらを地域社会の問題解決に応用できる能力
      D-1 地球科学全般に関する基礎知識及び技術の修得
      D-2 地質現象の立体的・時系列的な解析技術の修得と調査結果の総合解析・評価技術の修得
      D-3 地球で起こる地質現象に関する知識とメカニズムの解明に関する技術の修得
      D-4 地球物質の循環や地球資源の有効活用に関する知識と技術の修得
      D-5 社会資本の創生、防災対策、環境保全に関する知識と技術の修得(*)
    5. 種々の調査・分析・解析技術、情報を生かして地域社会のからの要求と問題を計画的に解決するためのデザイン能力(*)
    6. 日本語による論理的な記述力、資料作成能力、プレゼンテーション能力、討議などのコミュニケーション能力及び国際的に通用するコミュニケーション基礎能力
    7. 地球科学的な現象に強い好奇心を持って課題を探求するとともに、自主的、継続的に学修し、問題解決できる能力
    8. 一定の制約条件下で与えられた課題について、計画・実施・取りまとめる能力及びチームワーク(*)
    9. 社会貢献のための基礎能力と素養(*)

(*) :(B)(D-5)(E)(H)(I) は地域環境科学コースに必ず求められる能力

DP3.態度・志向性

 自然科学や地球科学の学修を通し、広く社会で活躍するための自己を管理し、チームワークで仕事を進める能力を身に付けています。さらに、社会人としての倫理観や社会的責任を持って行動をとる態度を身に付けています。

DP4.総合的な学習経験と創造的思考力

 地球科学の基礎知識や考え方及び自然現象を定性的・定量的に捉える能力を身に付け、具体的な課題を解決する学習体験を通して、課題解決のための創造的思考力を身に付けています。

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